先月末の建設経済常任委員会。駅前再開発ビルの報告があったけど、またまた計画が変わるというので、また変わるの?!何で?何でそお変わるの?そお変えられるの?ということで議論があった。
傍聴側だったので手を上げるわけにはいかなかったけど、なぜ計画をまた変えるのか、そこを聞きたかった。「階高」といって、階の天井の高さを高くするということや、3階にあった駐車場を地下2階にもってくるというのだ。それってかなり計画が具体的になってきていることではないか、すぐさまそう思ったのです。
駅を中心とする各商店会から営業に大きな影響を受ける、計画の見直しをしてほしい、商店街との共存共栄を訴えて商業者の声をよく聞いてほしいなどといった陳情書や要望書が出されてきている。計画の変更は計画の具体性や進展を示すことになる。小田原の重要な経済を支える商店会との話し合いは十分に出来ているのだろうか?
計画の度重なる変更に対して、再開発ビルの事業者となったアーバンコーポレイションは再開発ビルを建てる「施主」だから、どんなふうに計画変更をしてもいいんだというような執行部からの回答があった。県と決めた「広域交流拠点整備構想」に沿っているからいいんだというような回答もあった。
施主に関しては、まぁ一般的にはそうだ、でもこの事業はそうは簡単に言ってしまってはならないものがあるでしょう、「小田原市民の将来がかかっている一大事業ではないか、何かといえば財政が厳しいという中で、ぼう大な税金をこれまでもこれからも投入する事業でしょう、一般論は通用しないでしょう」と言いたかった。
「広域交流拠点整備構想」で言えば、確かにその構想通り推進してきていることはわかる。でも今問題にしているのはその構想で本当にいいのかと、つきつめていけばそういうことになる。そういうところまで問われてきているということを理解してもらいたいと思ったし、そこを言いたかった。
再開発ビルの建設をめぐって、住民訴訟が起きている。ビルの建設予定地は小田原駅東口駅前の一等地、市有地が大きく占める。訴訟は市有地の貸付の差し止めなどを請求するもの。ぜひ応援したいと思うのです。