りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

新計画は中心市街地の活性化となるか

2008年11月04日 | *市*議*会*

 建設経済常任委員会の視察がありました。第一日目の今日は岐阜市へ。「中心市街地活性化基本計画」について調査をしました。

 平成19年に国の認定を受けた中心市街地活性化基本計画(以下計画)のその中身は①柳ヶ瀬をどう活性化するか②整備中の岐阜駅周辺をどう成熟させるか③岐阜駅と柳ヶ瀬をつなぐ回遊性をどう実現するかといったことが基本的な方針となっていました。

 柳ヶ瀬は中心市街地の北に位置している町。岐阜はご存知、長良川の鵜飼で有名だがアパレルのまちとしても名高く、旧国鉄岐阜駅前に繊維問屋が連なっていた当時、有数な繁華街となったのが柳ヶ瀬だ。でもかつて1500あった繊維問屋が今では350に。空洞化、交流人口の大幅減となってきているとのことだった。



(岐阜シティ・タワー43から岐阜市の中心市街地を見る・後方は金華山)

 新しい計画では計画エリアを650haから100haに変更。その理由はこれまでの県都岐阜のまちづくりや都市再生整備に基づいてきたことから「選択と集中」にねらいを絞ってきているということが分かるのだった。
  
 計画の目標にまちなか居住を増やすとある。岐阜シティ・タワー43(岐阜駅西地区市街地再開発事業)の243戸ある分譲マンションは即日完売となったそうだ。居住者は市内外でどういう割合になっているのか尋ねたが、周辺に住む方たちの多くが購入したようだった。でも他のマンション建設計画は原油の高騰、サブプライムローンの影響が非常に大きく建設は進んでいないということだった。



(JR岐阜駅前・岐阜シティ・タワー43)

 配布された資料は柳ヶ瀬・岐阜駅周辺の活性化戦略、中心市街地の回遊性についてなど、絵が入っていて分かり易いものとなっていた。
 回遊性のアップに力を発揮しているのが幹線バスとコミュニティバスと「柳バス」。このバスルートに注目するのでした。