りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

生産緑地って大事

2008年11月22日 | なんでもかんでもコーナ~

 きのうは今年度3回目の都市計画審議会がありました。審議事項は「生産緑地地区の変更」と「景観計画及び屋外広告物条例等の改正」について。報告事項は街づくりルール改革計画と都市計画提案制度に関するものでした。

 その内の生産緑地は市街化区域内にある農地で、公害や災害の防止、都市の環境保全などに役立つ農地を計画的に保全してまぁ要するに良好な都市環境にしていきましょうという制度となっています。

 小田原市では平成4年に生産緑地地区の指定を行って次年度からは制度の要件に合うものについては毎年変更をしてきています。

 制度の要件に合う農地とは①将来の公共施設として適していること②500㎡以上の規模の区域であること③農業の継続が可能であることとなっています。

 平成4年にあった生産緑地は584箇所、面積は81.8ha。現在は534箇所、74.4haとなっていて生産緑地が減ってきていることに残念に思うのです。

 審議会委員のお一人の方から「要件が厳しいのではないか、熱心にやろうとしている人がいるのに・・・」などといった意見が出されたが、その意見に私も賛同した。農業をつづけていくことや緑地の保存は大事、もう少しどうにかならないものかと思う。

 そもそもこの制度は国が始めた制度、自給率が40%をきっている今ほど農業が大事な時はないと
思うので農業を続けたい人の誰もが続けていかれるように、手立てをしてもらいたいと考えるのです。国は要件の見直しをしてより現実に即した 制度の中身にするべきだと思うのでした。
 
 市議会では共産党の関野隆司市議が生産緑地の指定を毎年
行っていくようにと求めてきました。はたの君枝衆議院比例代表予定候補も農業関係者とともにさまざまな意見交換を行っています。