りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

普天間基地の撤去をすべきだ

2010年05月07日 | 戦争をする国にさせない

 3年前に沖縄戦をたどる旅を計画し、主人や義理の兄弟たちと沖縄に行ったことがあります。現地では沖縄戦に詳しい方が同行してくださり、いろいろと貴重なお話しを聞くことができました。下の写真はそのときに撮ったものですが、これが大問題の普天間基地です。



 基地は沖縄の宜野湾市にあり、市のど真ん中を占有しています。写真奥に見えるのが基地ですが、その周辺にはこの通り、民家や公共の建物らしきものがぎっしりと立ち並んでいるのが分かります。こんなところに基地があっていいのかと思ったことを昨日のように思い出します。

 それと、確か基地の柵と道路との間に畑があって、住民の方が農作業をされていたことを思い出ます。畑のとっても狭い土地と広大な基地を見て、なんか腹が立つのと、悲しい沖縄の歴史を垣間見たような気がしたのでした。
 
 第二次世界大戦で、沖縄が地上戦と化したとき、県民の約3分の1、十数万人の命が犠牲となったことはあまりにも悲惨な歴史の事実として伝えられていますが、このときから沖縄に米軍が駐留し始めました。基地は住む家をつぶされ、祖先から受け継いだ大切な土地を強制的に奪われ、そこに次々つくられていったのです。

 鳩山首相は世界一危険だといわれているこの普天間基地をアメリカにNOと言えず、とうとう沖縄県内への移設、徳之島にヘリ部隊を移設すると言い出しています。なぜ国民を守ろうとしないのか、なぜ軸足がいつもアメリカなのかと腹が立ってしかたありません。命を奪われ土地を奪われこれ以上奪われるものがないような状態にしてまで、大切にしたいものは何なのかと言いたい。県内移設など絶対に許されないぞと思っています。

 沖縄の海兵隊はベトナム戦争や湾岸戦争、アフガニスタン戦争、イラク戦争と。いつでも戦争の先頭に立ってきた攻撃部隊で、日本を守るどころの話しではなく、「抑止力」なんてことを言っていることもおかしいと思っています。
 
 良好な外国との関係は言いたいことを言い、嫌なことには嫌とはっきりとした態度をとっていくことが大切だと思うのです。アメリカとは対等・平等の当たり前の関係をつくっていくべきだと思い、そのためにもキッパリと普天間基地の撤去を言い渡すべきだと思います。