りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

リハビリテーションは命の回復だよ

2010年09月03日 | なんでもかんでもコーナ~

 知人のお見舞いに行ってきました。

 病院が遠方にあるためお見舞いといえどもほぼ一日がかりでしたが、知人の案外元気そうな様子にホッとして帰ってきました。

 術後初めてのリハビリをするというので付き添ったところリハビリテーション科の充実した内容に目を見張りました。広~い部屋に何人もの先生がいらっしゃって、患者さんとともに汗を流しています。比較的お若い先生が多く、スポーツジムのトレーナー?かな?何て思うくらい軽快な動きをされていて、室内の雰囲気はとっても明るくBGMもどこかやっぱりスポーツジムのようでした。

 それにしても人間の体ってひとたび病気や事故で損傷を受けてしまうと、うそのように手足を動かすことや起き上がること、歩くことができなくなってしまうのですね。そこでは幼い子から高齢者まで大勢の方が訓練をされていました。知人も術後の傷口の痛みをこらえながら必死に先生の言われる通りに体を動かしていました。一日も早く機能回復ができますように・・・。

                                                                  リハビリテーション科といえば今から3年ほど前に障害者団体の方たちと小田原市立病院を訪れ、「リハビリテーション科の縮小をストップ」ということで病院関係者との懇談を持ったことがあります。

 あの時は2006年4月の診療報酬の改定が大きく影響していたと思います。それと医局に医師が2名帰ってしまったということでしたが、医師不足はリハビリテーション科も例外ではありませんでした。

 中でも患者さんにもっともショックを与えたのがリハビリを原則発症から最大180日に制限するという日数制限がされたことでした。その後こんな理不尽なことはないということで各地で運動が広がっていき、徐々に元の状態に戻って来ているようですが、患者さんの立場に立っていない診療報酬の改定は最悪だと思いました。機能の回復には個人差があると思いますので、何よりも日数制限はあまりにもひどいと思ったのです。

 夕方に駅前で議会報告をしました。吹く風がちょっぴり気持ちよく感じました。