りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

避難訓練の重要性を改めて実感しました

2011年08月30日 | なんでもかんでもコーナ~

28日(日)に全市総合防災訓練が鴨宮運動広場であり出席しました。

 訓練は3・11の震災で犠牲となった方々に対して、黙祷を行い開始となりました。訓練の想定ではマグニチュード7・0、震度7ということでしたが、震度7といえば東日本大震災と同じ規模の地震ということになり、小田原でも同規模の地震災害が想定されていることに、決して他人事ではないという思いをこれまで以上に感じました。

 避難項目で気になったのが、やはり津波避難誘導です。広場隣の下府中小学校は海抜10・9メートル。帰りがけに学校のフェンスに市が新たに設置している海抜表示板が掛けられていました。津波避難誘導では、住民は下府中小学校の屋上に冷静に避難しましたが、思ったのは、万一避難するような大津波の襲来があったときには、相当混乱するだろうなということです。それだけに訓練は繰り返し行なうことが必要だと感じました。それと普段からの地震・津波に関する地域をあげての学習の必要性も感じました。


訓練項目のライフライン復旧では、電気・ガス・水道・電話等の応急復旧が行われました。私はかつて大震災では水道管の破裂があるので、井戸水の重要性を議会で取り上げたことがあります。災害用指定井戸はいざという時の飲料水に大変役に立ち、災害用指定井戸の水質検査は年1回やるべきだと主張しました。

 そして災害用指定井戸は飲料水に大変役に立つだけでなく、飲料水に適さなくても、井戸水はトイレの水を流すなどの生活一般水に役立つことを強調しました。まだまだ水質検査はそのレベルに達していないので、これは引続きそうなるようにしていかなくてはならないと思っています。

災害救助犬による被害者の捜索では、ジャパンケネクラブと市が訓練を披露しましたが、救助犬の賢さには毎回感心させられます。


 訓練項目の市消防による救出救助では、1年間訓練したという登山型の救出の仕方によって、火災でビルに取り残された人が救出されるという設定で行なわれました。すばやく救出されました。ぜひ訓練が生かされればと思います。