りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

酒匂川の左岸と右岸の続き

2011年10月21日 | なんでもかんでもコーナ~

 酒匂川スポーツ広場は、9月の台風15号による被害で使えない状態でしたが、10月29日(土)より被害が大きかった野球場の2面以外は、一般開放することになったようです。詳しくは市のホームページを見てくださいね。昨年の台風9号より被害は少なかったとはいえ、なかなか復旧までにはお金も時間も掛かって大変なことだと思いました。

バックネットは巻き上げ式で、フックが付いていて、巻き上げたネットを掛けるようになっています。どうなっているのか確認したくきょうも視てきました。台風が接近してきた時に急いで他の備品とともに対応したと聞いていましたが、すべて手動なのでこれも大変なことだと思います。何しろ台風だの豪雨が予想されたならば、早目々の対応が必要だと感じました。まだネットが張られていないところもありました。やはり復旧までにはあと少し時間が必要のようです。

 さて次は左岸にある飯泉取水堰ですが、この施設は1日に最大1,564,300㎥の原水(水道水の元なる水)を取水しています。小田原市は80%(20%は水源地から)を取水し、あと神奈川県、横浜市、川崎市、横須賀市が給水対象となっています。

 今年3月の代表質問で、私はこの取水堰に関して「昨年の台風9号で、取水堰には相当土砂が堆積している、底に溜まっている土砂はヘドロ化していると思われるため、放流するとそれが海に流れ込み、魚の生息や漁獲量に多大な影響を及ぼしかねない、放流する前にあらかじめぜひ土砂を除去すべきではないか」と質しました。
 市長答弁は、漁業環境、水道事業等に影響の少ない、酒匂川全体の土砂の計画的な除去等について、県全体で検討し取り組むように要望していくとありました。

 そして、先の9月議会最終日には議員提案で、「二級河川酒匂川の全体的な河床整備の早期実施を求める意見書」が議員の全員賛成で可決しました。 スポーツ広場、魚業、水道事業、自然環境等、酒匂川はフル回転です。これほど河川が日々の暮らしに密接に役立っていることはないと思っています。ただ便利なくらしと自然環境を守る上で、共存はこれも多々難しい点があると感じます。そこで、便利なくらしと自然環境とのバランスがとれるように考えていくことの重要性を一層感じました。今回の調査を生かして、今後も良い提案ができるようにしたいと思います。