山本一力さんの時代小説にはまっています
アマゾンや楽天の電子書籍をipadで読んでます
電子書籍なら本が散らかることが無いので
嫁に怒られることも無く安心です(笑)
山本一力さんの時代小説には頻繁に「キセル」「煙草盆」が登場します
角型の火鉢もセットのように出てきます
読みながらなぜか祖母のことを思い出します
明治生まれの祖母は
座敷の中央に据えた角型の木製火鉢の向こう側に座り よくキセルで煙草を吹かしていました
火鉢の炭火にはいつも鉄瓶に湯が沸いていて 客人と美味しそうに茶をすすっていた記憶があります
キセルの掃除は少年だった私の仕事で
半紙をこよりに撚り そのこよりをキセルの管に通します
白いこよりに煙草のヤニがべっとり茶色です
茶色が無くなるまで 何度もこよりを通すのです
臭いもきつく あまり楽しい作業ではありません
それでも私は結構気に入っていて 祖母がもういいよと言うまでひたすら掃除をしていました
60年前のことですが 懐かしく思い出しました