父から麻雀を教えてもらったのが小学6年の頃。
父は麻雀が強い。というより負けない麻雀を知っていた。
仕事の付き合いでは接待麻雀で勝ってはいけない場面もあったりするのだが、4人でやるのだから最下位にならなければ十分という場合もある。つまりは2位をキープする麻雀、負けない打ち方というのもあったり。父はそういう打ち方もできた。
麻雀の内容を簡単に説明すると、4人が麻雀卓を囲むが、東・南・西・北の風というのが各自についていて、親が東になり反時計回りに先の順に風がつく。親が勝ったり、誰も上がれなくても親が上がる一歩手前(これをテンパイという)だったら親は続けて親のままだが、親以外が勝ったり流れた場合に親がテンパイでなかったら次の人に親が移り、風も順に移動する。新しい親が東になる。4人一巡するまでが場と言って、この場にも東・南・西・北の順に替わっていく。つまり始まったときは東場で、一巡すると南場になる。これを4通り送ると勝負が終わってこれを一莊(イーチャン)という。
ということで、麻雀は最低各場で4回、これを4巡するので、親が続かない限り4×4の16回でゲーム終了となる。だいたい最低2時間はかかる。
もっともTVで放送したときにあまりに長すぎることから、東と南の場だけで終わらせる半莊(ハンチャン)麻雀が盛んになり、最近はほとんどがこの半莊で行うことの方が多くなった。一莊麻雀をやったことのない人がほとんどだろう。
父が教えたのは正式な麻雀で、当然ながら一莊麻雀をやった。最初は正式な役しか扱わない麻雀で、点数が倍になる「ドラ」とか上がるだけ4倍になる普通に行う計算方法は使わず、おまけに切り上げで数える方式も使わなかった。だから点数棒も実際に使用するのと一桁下げて行った。当然ながら正確に点数を計算することから教わった。数年間こういう方式で点数計算も正式にできるようになってから、一般的に行われる、切り上げや上がるだけで4倍になる計算方式や「ドラ」も加えて行うようになる。それでもやはり一莊麻雀しかやらなかった。我が家で半莊麻雀はやったことがない。まあ時間はかかるが体力勝負。本当に強い者だけが勝つ麻雀だった。当然ながら父は負けない麻雀をやるので、トップにならないことはあってもなかなかビリにはならなかったような。
最初は安物の麻雀牌だったが、ある正月に兄が質流れの麻雀牌を買ってきてそれを長らく使っていた。
上の兄は4人家族だから、下の子がまだ幼稚園の頃から家族麻雀をやっていた。僕の家では麻雀をやる機会はとうとうなかった。
正式な麻雀をやっていると、世間でやっているような麻雀はやる気がおこらない。特に半莊麻雀は邪道だと思ったり。ついでにいえば賭麻雀も一切やったことがない。純粋に家庭ゲームとして麻雀をやっていたので、賞品としても正月ならみかんを賭けたりとかそんなくらい。高校の時一度だけ友人とやったことがあったが、後で調べれば僕の方が正しかったのに反則だと言われて嫌な思いをしたこともあって、違うローカルルールの下でのゲームは極力しないことにしている。
父は麻雀が強い。というより負けない麻雀を知っていた。
仕事の付き合いでは接待麻雀で勝ってはいけない場面もあったりするのだが、4人でやるのだから最下位にならなければ十分という場合もある。つまりは2位をキープする麻雀、負けない打ち方というのもあったり。父はそういう打ち方もできた。
麻雀の内容を簡単に説明すると、4人が麻雀卓を囲むが、東・南・西・北の風というのが各自についていて、親が東になり反時計回りに先の順に風がつく。親が勝ったり、誰も上がれなくても親が上がる一歩手前(これをテンパイという)だったら親は続けて親のままだが、親以外が勝ったり流れた場合に親がテンパイでなかったら次の人に親が移り、風も順に移動する。新しい親が東になる。4人一巡するまでが場と言って、この場にも東・南・西・北の順に替わっていく。つまり始まったときは東場で、一巡すると南場になる。これを4通り送ると勝負が終わってこれを一莊(イーチャン)という。
ということで、麻雀は最低各場で4回、これを4巡するので、親が続かない限り4×4の16回でゲーム終了となる。だいたい最低2時間はかかる。
もっともTVで放送したときにあまりに長すぎることから、東と南の場だけで終わらせる半莊(ハンチャン)麻雀が盛んになり、最近はほとんどがこの半莊で行うことの方が多くなった。一莊麻雀をやったことのない人がほとんどだろう。
父が教えたのは正式な麻雀で、当然ながら一莊麻雀をやった。最初は正式な役しか扱わない麻雀で、点数が倍になる「ドラ」とか上がるだけ4倍になる普通に行う計算方法は使わず、おまけに切り上げで数える方式も使わなかった。だから点数棒も実際に使用するのと一桁下げて行った。当然ながら正確に点数を計算することから教わった。数年間こういう方式で点数計算も正式にできるようになってから、一般的に行われる、切り上げや上がるだけで4倍になる計算方式や「ドラ」も加えて行うようになる。それでもやはり一莊麻雀しかやらなかった。我が家で半莊麻雀はやったことがない。まあ時間はかかるが体力勝負。本当に強い者だけが勝つ麻雀だった。当然ながら父は負けない麻雀をやるので、トップにならないことはあってもなかなかビリにはならなかったような。
最初は安物の麻雀牌だったが、ある正月に兄が質流れの麻雀牌を買ってきてそれを長らく使っていた。
上の兄は4人家族だから、下の子がまだ幼稚園の頃から家族麻雀をやっていた。僕の家では麻雀をやる機会はとうとうなかった。
正式な麻雀をやっていると、世間でやっているような麻雀はやる気がおこらない。特に半莊麻雀は邪道だと思ったり。ついでにいえば賭麻雀も一切やったことがない。純粋に家庭ゲームとして麻雀をやっていたので、賞品としても正月ならみかんを賭けたりとかそんなくらい。高校の時一度だけ友人とやったことがあったが、後で調べれば僕の方が正しかったのに反則だと言われて嫌な思いをしたこともあって、違うローカルルールの下でのゲームは極力しないことにしている。