第5章 北国旅情
窓の外に白煙が見える。ここが吾妻小富士という所だという。バスはここで一時停車。
火口を見る。すばらしいなと思う。
川西にも満願寺近くに火口の跡があったが、今は住宅地と変わっている。世も末である。バクハツすれば面白いのに。
その後、今度はバスは蔵王に向けて出発。なんとなく眠たい。雨が少々降っている。
そして蔵王。
旅行前の僕の楽しみの一つに、雲海を見る事があった。この日がそのチャンスの日ではあったが満足できる物はなかった。でも、雲の上だから、さすがに寒い。みんなはさすがにコートを着込んでいる。それを見るとかえって逆らってみたくなってコートを脱いでみた。心頭滅却すれば風もまた暖かし。
蔵王の、通称「オカマ」はもうなんとも形容の言葉がないほど素晴らしかった。これだけでも旅行に来てよかったなぁと思った。
蔵王温泉ではかなり神経が参る。
ここには内湯と外湯があり、僕は内湯に入ったのだが、湯の流れてくるところが、ちょうど隣と筒抜けになっているのだが、しかし隣には誰もいず。後で入った者の話では、年寄りが入っただけとのこと。
一方、外湯の方では大変な騒ぎであった。
その騒ぎの元を作ったのは、かのY氏であるとのこと。
彼の話を聞けば、外湯では男女の仕切りは半透明のガラスで、ただでさえ怪しい雰囲気。その上、ちょうどY氏のいたところの仕切りに穴が開いているのを発見!覗くとノーカット上映であったとのこと。湯気という映倫はあれどもきわめて刺激的。そしてみんな大騒ぎ。隣には同級生の女子が多数入浴中。別の者の話ではしっかり丸見えだったという。後で話を聞いて悔しがる者多数現れ、そしてその日からY氏は今までの真面目人間のイメージが大崩れして変身してしまった。
その日の夕食の魚の甘露煮、大変評判が良かった。魚嫌いの僕もすごく気に入る。それで朝食も期待をかけたが、見事、はずれもはずれ、大外れ。夕食と差引ゼロとの噂もある。
とにかくぴりりとくる一晩であった。
窓の外に白煙が見える。ここが吾妻小富士という所だという。バスはここで一時停車。
火口を見る。すばらしいなと思う。
川西にも満願寺近くに火口の跡があったが、今は住宅地と変わっている。世も末である。バクハツすれば面白いのに。
その後、今度はバスは蔵王に向けて出発。なんとなく眠たい。雨が少々降っている。
そして蔵王。
旅行前の僕の楽しみの一つに、雲海を見る事があった。この日がそのチャンスの日ではあったが満足できる物はなかった。でも、雲の上だから、さすがに寒い。みんなはさすがにコートを着込んでいる。それを見るとかえって逆らってみたくなってコートを脱いでみた。心頭滅却すれば風もまた暖かし。
蔵王の、通称「オカマ」はもうなんとも形容の言葉がないほど素晴らしかった。これだけでも旅行に来てよかったなぁと思った。
蔵王温泉ではかなり神経が参る。
ここには内湯と外湯があり、僕は内湯に入ったのだが、湯の流れてくるところが、ちょうど隣と筒抜けになっているのだが、しかし隣には誰もいず。後で入った者の話では、年寄りが入っただけとのこと。
一方、外湯の方では大変な騒ぎであった。
その騒ぎの元を作ったのは、かのY氏であるとのこと。
彼の話を聞けば、外湯では男女の仕切りは半透明のガラスで、ただでさえ怪しい雰囲気。その上、ちょうどY氏のいたところの仕切りに穴が開いているのを発見!覗くとノーカット上映であったとのこと。湯気という映倫はあれどもきわめて刺激的。そしてみんな大騒ぎ。隣には同級生の女子が多数入浴中。別の者の話ではしっかり丸見えだったという。後で話を聞いて悔しがる者多数現れ、そしてその日からY氏は今までの真面目人間のイメージが大崩れして変身してしまった。
その日の夕食の魚の甘露煮、大変評判が良かった。魚嫌いの僕もすごく気に入る。それで朝食も期待をかけたが、見事、はずれもはずれ、大外れ。夕食と差引ゼロとの噂もある。
とにかくぴりりとくる一晩であった。