ひびこれこうじつ

とりとめなく、日々の覚書です。

世田谷ボロ市

2019-12-16 15:15:30 | お出かけ
友だちと益子に行った時に、
「次は世田谷のボロ市に行こう!」
「おー!」
という話になって、予定通り、今日行ってきた。
噂には聞いていたけど、くるのは初めて。
っていうか、世田谷という場所自体が、ほとんど守備範囲外。

世田谷線という2両編成の可愛い電車に乗って、とっとことっとこ。
(縦一列のシートが進行方向と逆向きのまま進んでいくので、なんかすごーく不思議な気分だった)
ボロ市は想像の数倍賑やかで、とにかく店が多い!
どこまで行ってもどこまで行っても店がある。
そして売ってるものが、不思議すぎる。
あんな古い骨董、どこから持ってきた!?

ああ、カオスだあああああ……

そして何故か、古い教科書(江戸とか、明治とか)が山積みになっている。
学生時代の変体仮名の読解テストを彷彿とさせる毛筆もある。
そして何故か、友人二人がそれにはまる。
読んでいる。ずっと読んでいる。

「ねえ、それ、面白い?」
「うん、面白いよ」
「なんて書いてあるかわからないけど」
「……」

面白いのか。そうなのか。
売っているものも不思議だけど、友人も不思議だ。

インドの朝食だというカレーパンやら、角煮サンドやら、
蜂蜜の粉??みたいなスーパーフードが入ったチョコやらを買い食いしながら、
三人でぶらぶらと歩く。
だいぶ終わりに近づいたイチョウが、それでも鮮やかに黄色い。

「お茶でも飲みたいね」
と言ってから、随分探して、諦めた頃にやっと見つけたカフェは、
お菓子がとっても美味しくて、私たちが居座ってからすぐに、
子供づれのママが次々にやってきて、
なんだか懐かしいなあと思った。
石油ストーブにおしゃれなヤカンがかけてあった。
お友達が撮ってくれたケーキの写真。
「ケーキは二種類買って三人で分けよう!」
とか騒いでいたので、オーナーさんがそっとナイフを添えてくれたw



なんだかずいぶん遠くに出かけたような気がする、不思議な1日だった。



萩のトンネル

2019-09-28 10:18:52 | お出かけ



母と、向島百花園へ。
萩のトンネルは、ちょっと見頃を過ぎていたけど、秋草の風情はとてもとても美しかった。
白萩は見頃だったし、尾花も女郎花も、桔梗も彼岸花も、名前を知らない草花もたくさんあったけど、春の花に比べて、どれもこれも何となくさみしげで控えめで、でも芯が強そう。秋の庭、一番好きだな。

「お茶屋さんがあるよ。お茶飲んで行こうよ」
と、母に言ったら、きっぱりと
「お母さん、ビールが飲みたい」
「……」

ジョッキ生を半分こした。
元気で嬉しいです。

着物を着て行ったけど胸元がパカパカだった。練習せねば。

桜、桜、桜

2019-04-06 12:44:11 | お出かけ
チューちゃんのお見送りも済んだ。
今年は桜の遠出は諦めていたけど、奇跡的に花が長くて、今こそ見頃。
「千鳥ヶ淵に夜桜を見に行こうか」
とぽんぽんと言っていたのだけど、朝になって、
「ごめん、今日の夜、予備校だわ」
「お前、スケジュールもうちょっとちゃんと把握しとけや……」

で、思い立って、先日、お友達が行ってラインで桜の写真を送ってくれた昭和記念公園に。
(たぶん)初めて行ったけど、ものっすごい広くて、綺麗だった。二匹の猫と一緒に歩く、という妄想を楽しみながら、桜の他にも、菜の花、山吹、チューリップ、雪柳、ミツバツツジと、春の色を、樹々の若芽の柔らかな緑と一緒に堪能。



あまりの綺麗さと、暖かさに、普段なるべく飲まないようにしている昼ビールに、つい手が出た。



案の定、歩くのがだるくなるw

そして、ぽんぽんからメール。
「予備校、ガイダンスだけだった。夕方に終わるんすけど……」
「お前、スケジュールもうちょっと(以下略)」

行きは西立川口から入り、帰りは玉川上水の方向の出口から出た。最寄りの駅まで、川沿いの道を結構歩いたけど、そこが見事な桜並木、さらにその川が玉川上水に直角にぶつかるのだけど、玉川上水の堤も見事な桜の大木で、チューちゃんからのプレゼントかなあなどと、勝手に妄想する。
だるいだるいと言いながら、4時間近く、歩き回ってしまった。
一人で歩いていると、休むタイミングをいつも失う。

で、その後新宿御苑でぽんぽんと夜桜……と思ったら、御苑は18:00 で閉園だそうで、蛍の光とともに追い出された。



「桜は地面に着くくらい、枝が横に長く伸びてるのがかっこいいね」
「あと、空が見えないくらいに高い桜に覆われるのもいいね」
「やっぱり老木の迫力というか」
「あと枝垂れも……」
「八重も……」
と、桜談義をしながら、まだもう少し物足りない気分。
何しろ、明日はもう散ってるかもしれないからね。

「ここからバスに乗ったら、都内のお花見ドライブできるかな」
という思いつきで、御苑から適当なバス停でバスに乗ったら、品川行きだった。
が、日が暮れきって、桜は見えず(もう少し街灯で明るいかと思ったけど、車内からだと見えないのね)。でも、青山とか広尾とか、道路沿いにレストランとかブティックとかが並ぶオサレな町並みを車窓から堪能。

「一回、いわゆる『お花見』を見てみたい」
というぽんぽんの、よくわらからないリクにお答えして、上野の夜桜を保護者付きで見学。
「ぽんぽん、これが酔っ払いというものです」
「ほう」
私は子供の頃から、父に潰されて、大騒ぎをしたあと半死半生になった大人を山ほど見て来たが(そして自分も何度か潰れたが)、ぽんぽんにとっての酔っ払いは、ただのよくしゃべるおばさん(母と私)なんだろうと思う。
上野で軽くご飯を食べて帰途へ。


今年の桜、満足。