ひびこれこうじつ

とりとめなく、日々の覚書です。

センター試験終了

2020-01-18 10:53:18 | 日々のこと
先週の金曜日の夜、白鳥から帰ってきたら、おばあちゃんがくしゃみを連発していて、
土曜日には、熱があがった。
そして、日曜日には、私の喉が痛くなった。

えええ、今日は、毎年恒例の白石光隆のコンサートなのに。
(そしてこれを最後に、しばらくコンサート断ちを誓っていたのに)
そして夜は、楽しみにしていた宴会なのに。

そして何より、来週、ぽんぽんがセンター試験なのに!

さすがに今回ばっかりは安全策を取らないわけにいかず、
残念だけど、コンサートも、宴会もキャンセル。

翌日には、ほぼよくなって、
「ああ、よかった。コンサートも宴会も我慢したかいがあったよね」
と思ったのに、結局、水曜日に発熱。
「……なんでこんなに間を置いて熱出るんだよ?
まあ、いいや、一度熱出せば治るでしょ」

と、思いきや、熱は下がらず、木曜、金曜は38度代をウロウロ。
おばあちゃんは、熱はすぐに下がったものの、せき、鼻水が続いて、
もう、ゲンナリ。

高齢のおばあちゃんも心配なんだけど、
センターを控えたぽんぽんにうつらないようにと、
食事を作るのにもマスクしてめっちゃ手を洗って、
タオルを分けたり、除菌シートであちこち拭いたり、
めっちゃ気を使った。
夜遅く帰ってきても、ぽんぽんは二階に完全隔離。
「ほい、とっとと二階にあがれ、下にいるんじゃない」
と、追い立てられ、
「ぴえーん」
と泣き真似の一つもしながら、ちょっとした一人暮らし気分を味わっていたようで、
(朝食も夕食も、二階にお運びいたしました&学校+予備校で、ほとんど家にいなかったし)
どうにか感染せずにセンター当日を迎えた。

この朝には私の熱も完全に下がり、
心配された積雪もなく、
一週間、感染から免れたぽんぽんを無事試験に送り出した。
だいぶ回復したおばあちゃんと二人で、
「行ったね」
「うつらなかったね」
なんかもう、頭の中が真っ白になった。
ほんとよかった。感謝ーーー!


夜は実に一週間ぶりに、三人揃って夕飯。
おばあちゃんが目に見えて元気になって、ほんとによかった。
やっぱり喋るって大事なんだなあ。
ぽんぽんもずっと、シチューとか、煮物とか、簡単なものしか食べてなかったから、
今日はがんばりました。

カツオのカルパッチョ
エビとマッシュルームのアヒージョ
肉団子のクリーム煮
苺のホイップクリーム添え

ホイップクリームを載せるのを、ぽんぽんに頼んだら、
1パック分全部使い切ってくれて、仰天した。
さすが現役女子高生。
そして、
「あらあら、こんなに生クリーム」
と言いながら、ぺろりと平げたおばあちゃんにも仰天。
よく食べ、よく笑い、よく話した。

ぽんぽん、センターお疲れ様でした。
美術予備校と並行で、よくがんばった!
ここ一週間、すごく集中した、いい顔をしてたよ。


ハッピーエンド

2020-01-10 11:43:24 | art
去年から楽しみにしていた、キエフ・バレエの「白鳥の湖」@文化会館。

いやあ、綺麗でした。
白鳥を演じるバレリーナの皆さんが、あまりに細く、美しく、動きが優雅で柔らかく、
「……だんだん鳥類に見えてきた」

舞台や衣装の色彩が、渋くて、でも華やかで、とても好きな感じだった。
石造りをイメージしたセットに、濃いめの青や赤や緑に、金を利かせた衣装、
そこに、ふんわりとした淡い色合いのお嬢さんたちが、フワフワと踊りながら登場。

幕間に、ストーリーを確認した。
「そうそう、最後はオデットの魔法が解けなくて、
ジークフリートとオデットは、湖に身を投げるんだよな」
そしたら、その下に、

 ※場合によってはハッピーエンドになることもあります。

って書いてあった。
「場合によっては」
という表現がなんかおかしくて、一人で笑ってたんだけど、
何と、この日の舞台は、ハッピーエンドだった!

舞台中央で、手を取り、見つめ合うジークフリートとオデット。

帰る時間が、ぽんぽんの予備校の終わりと重なったので、上野でまち合わせる。
「どうだった?」
とぽんぽんに聞かれ、
「綺麗だったよ。でもなんか、人魚姫見に行ったら、リトルマーメイドだった、みたいな?」

そういえば、文化会館から出て駅に向かう途中、若いお嬢さんたちが、
「王子が彼女を取り違えた件」
と言っていて、笑った。




変わります

2020-01-09 11:29:26 | 日々のこと
母と話してて、

「そういえば、ぽんぽん、学校で怒られたらしいよ」
「何で?」
「教室で友達とボードゲームやってるのを先生に見つかって、『センター前なのに』って」
「はあ」
「『応援してもらいたかったら、誠意を見せなさい』、みたいなことらしい」
「あらら」
「『ほんの一時間くらいなのに、なんか恩着せがましく言われて腹たつ』ってぽんぽんが言ってた。
でも先生の気持ちもわかる。ぽんぽんのんびりしすぎだよw」
と言ったら、母が、
「受験受験っていったって、ずっと緊張し続けられるもんでもないしねえ」
という。
「まあねえ」
「それに、どこの大学に行ったって、そんなに人生変わらないしねえ」
「まあねえ……?いや、それはやっぱり変わるんじゃないのか?」
「そうかしらねえ」

お母さん、それは、受験の意義を根本からくじいている気がする。
でもまあ、確かに、母くらいのロングスパン(第二次世界大戦を挟んで87年)でみると、大したことないか。

後でぽんぽんにこの話をしたら、
「これだから、うちは……」
と、遠い目をしていた。

いや、そもそもあんたが、受験生のくせにボードゲームななんかしてたからだ。