ひびこれこうじつ

とりとめなく、日々の覚書です。

ルーベンス

2018-11-22 17:23:20 | art
Aさんと西洋美術館のルーベンス展へ。
「王の画家にして、画家の王」
語学に堪能で外交官としての仕事もこなし、工房を運営する、ダビンチタイプの天才肌の人だったらしい。
画面から溢れ出るエネルギーは、迫力がありすぎて気圧される。
なんというかドヤ顔の絵だ(笑)
そこがまたいいのかもしれない。

ある一枚の絵の天使の後ろ姿に、ちょうど羽の付け根のところが丁寧に描かれていて、
「私、天使の羽の付け根のとこ、初めてちゃんと見たわ」
と言ったら、Oさんが、
「私も。肩甲骨って天使の羽の名残らしいよ」
と教えてくれた。

かなり血なまぐさい絵が多くて、見終わった後には、軽く血に酔った感じだった。
西洋の中世怖いっす。
あと、説明パネルで、ルーベンスの十字架降下(フランダースの犬のネロが見たかったのはこの絵だそうだ)と、それを参考にしたであろうというレンブラントの十字架降下が比較されていて、
「あ、しまった。レンブラントの方が全然好きだ」
と思った。
ちょっと前に来てた気がするな、レンブラント。残念。