ひびこれこうじつ

とりとめなく、日々の覚書です。

あっさり

2019-05-31 15:54:24 | 日々のこと



高校三年生の運動会。
おそらく、私が作る人生最期の運動会のお弁当(大げさ)
お弁当はやっぱり苦手(うまく詰められないんだよね)

美術部の担当である応援団団旗の作成と、部で出す展覧会の絵の締め切りは、毎年丸かぶりする。
絵の方が終わらなかったぽんぽんは、50号の馬鹿でかいキャンパスをうちに持ち込んで、学校では団旗を、家では絵を書いていた。
水曜の夜は人生初の完徹を経験。
木曜の朝に、また50号キャンパスを担いで登校、そして午前中は運動会の予行練習、午後は展覧会の絵の仕上げ、そして今日の運動会を迎える。
つまり、運動会当日は、うちの娘はほぼ抜け殻。
それでもママ友と会っておしゃべりしたり、高校生のキラキラした若いエネルギーを吸い取ったりするのもとても楽しいので、電車で片道一時間半弱かけて、運動会を見に行った。

ママ友とカレーを食べ、学校に移動して、午後の部の応援合戦から見学。
応援団、かっこいいぞ!!
もちろんぽんぽんは、そういう青春な舞台にはいないが(笑)、力作の団旗が翻る。
「娘たちは、この後の棒引きと、大縄だね」
「そうだねえ。もう三年なんて信じられないよ、早いねえ」
「運動会も見納めだね」
とママ友と話していたところに、デイケアから帰ってきたおばあちゃんから電話。
「ごめん、鍵を忘れて家に入れない……いつもの置き鍵もない」
「え?」
入場門のところのぽんぽんを捕まえて、
「あんた、置き鍵は?」
「あ……(戻しておくのを忘れました、と顔に書いてある)」
おばあちゃんは近所のジョナサンでご飯を食べて待っているとのこと。
おばあちゃんとぽんぽんの連携プレーでまんまと引き返す羽目になる。
「ごめん、帰るわ」
「うん、残念だったね」

あっさり終わった、最期の運動会見学……。

慣れと呼ばずに

2019-05-28 09:11:07 | 日々のこと
茨城に父が残した家を、知人に借りてもらっている。
多少のトラブルは想定内だったが、想定外の、
「えーと、そうきますか?」
というトラブルがあって、ここのところ少々気を揉んでいた。

父の最期の友達だった、ご近所のAさんが、今、家の面倒をいろいろと見てくれている。
正直に言って、お願いしたつもりはなかったんだが、なぜかそういうことになった。
ありがたいんだけど、私はAさんが大の苦手で、この人から逃げ回っていた。
とはいえ、そのトラブルのおかげでそうも言っていられなくなり、一昨年の冬に、胃をキリキリさせながら挨拶に行った。
それから一年半。
今後、この家をどうするか、相談に行くことになった。
結果的に、私の意見を通してもらうことができ、またしばらくAさんのお世話になりつつ、現状維持ということに。
問題を先延ばしにしている感もなきにしもあらずだが、まあ、聖霊に委ねて時期を待とう。
それにしても今回は、Aさんと、なんだかのどかに楽しく話をしてしまった。
Aさんも歳をとって丸くなったのか、私がAさんに慣れたのか。

……いやいや、そうやって適当に流してはいけない。
これは、私の内側が変わったから起こった奇跡だっ!
認めて評価して感謝。そして祝福。

トラブルも解決しますように。

ラファエル前派

2019-05-27 21:34:28 | art





コース仲間のA姉様と、ランチ&美術館デート。
姉様は、着物が着られるので、
「万一、途中で着付けが崩壊しても直してもらえる」
ということで、初めて「自宅から着物を着てお出かけ」にトライ。

母のアドバイスと、
「自分で着たいから」
と何度断っても出てくる手を、ぬるり、するり、とかわしながら、
どうにか着付けて、家を出る。

「暑いし、草履の履きやすいのがないし、ちょっと崩しすぎだけどまあいいか」
ということで、木綿の単を半襟なしで着て、半幅帯に、素足でビルケンシュトックという、浴衣ちっくな感じで出かけたところ、行き先が三菱1号館美術館だったため、ランチタイムの丸の内のダークスーツの中で、一人浮きまくる羽目になる。
そこは年の功、
「ま、自分で思ってるほど見られてないよ」
と、開き直るまで1分(笑)

ランチはビーツとツナのサラダとキャロットラペ、枝豆のスープ、メインがめちゃ柔らかい牛肉。
「この牛肉のソース、なんだろ……」
「グレービーソースに、味噌が入ってる気がする」
「醤油麹かも」
と、盛り上がる。

その後、三菱1号館へ移動して、「ラファエル前派の軌跡」という展覧会へ。
ビクトリア朝時代のイギリスのグループだけど、
写実が大事とか、「生活に芸術を」というコンセプトが、正岡子規とか、大正時代の民芸運動とか、そういう雰囲気で、ちょっとレトロな印象だった。
「でも、人物のデッサンはあんまりうまくないよね?」
「わざとかな」
「さあ」
そして、ロセッティの絵を見つつ、
「なんかこの絵、見たことあるんだよね」
「うちらの時代の少女漫画家さんにいるよね、こういう下半分の顔が長い、眉毛が横に長い顔書く人」
と話すも、誰だか思い出せず。
輝く赤毛とグリーンの服とか首飾りとかが、とても対比が綺麗だった。
タオ本2に書いた、ムネーモシュネーという女神様がいて、
「わあ、びっくり!」

その後、ミルフィーユを食べながら、姉様と延々と喋り倒す。
気づけば6時。

優雅でリッチな1日でした。


あらら

2019-05-23 20:57:12 | art
ぽんぽん作、「母」



飲みながらヘッドホンして、歌いながらパソコンいじってたら、いつの間にかw
元の絵が3センチ角なので、ぼけぼけ。

てか、あんた、試験中だよね??

まあいいけどさ。

アーチ

2019-05-21 22:14:36 | art


この冬に植えて、元気に育った山法師。
綺麗な花が咲いた。(花、写真に写ってないじゃん……)
濃い緑とのコントラストが、花の白さを独特にする。
向かいに植えてある、「食用」ということで、家族から手厚い保護を受ける柚子、
これも白い花をつけていたけど、こちらはそろそろ花は終わり。
アゲハの幼虫を見つけては抹殺中。

今朝の雨の重みで両方の枝がしなって、玄関先にアーチになっていた。
出かけようとしたぽんぽん、
「いやあ、綺麗だけど、傘が引っかかる……」
「どかそうか」
そういって、枝を持ち上げると、バラバラっと水滴が。
「わあ」
「あ、ごめん」

そしておばあちゃんがデイケアへ。
「わあ、冷たい冷たい」
「これ少し切らなきゃダメだね」

一人家に残って、夕飯の支度をした。
午後、出かけるまでにそれまでに色々やるつもりだったけど、
雨のせいか、なんだかのんびりしてしまって、
「まあ、たまにはこういうのもいいかなあ」
と、ずいぶん長いこと台所にいた。

あ、テキスト読まなかったなあ……
でも、とても平安だから、よしとしよう。