ひびこれこうじつ

とりとめなく、日々の覚書です。

洗いカゴの受難

2023-04-06 12:56:00 | 日々のこと
朝あんまり母に腹が立って、台所の洗いカゴを壁に向かってぶん投げ(食器が載ってないのは確認した)、ストーブガードを蹴飛ばし(火はついてなかった)、寝室のワゴンをひっくり返してやろうかと思ったが、上にものがいろいろ乗ってたので思いとどまり、ベッドにドスン!と座って頭を抱え、

ちくしょう!何年コースやってんだよ!てめぇ!!

とやさぐれた。

母は愛を求めて叫んでいるだけなのに、私はうるさいな!と、それを退けている。
そんな私も赦されていると知りたければ、母を赦せるように聖霊に祈るしかない。

で、わりとあっさりと切り替えたのだが、洗いカゴが歪んでしまった……

ごめん。まだ使えたのに。

親鸞展

2023-04-02 11:51:20 | お出かけ

京都国立博物館で親鸞展をやるという情報をゲット。

https://www.kyohaku.go.jp/jp/exhibitions/special/shinran_2023/

東京に巡回もしなさそうだし、京博も一度行ってみたいし、何より会期が桜の時期と被るし、ということで、恐れ多くも親鸞さんを出汁にして京都に行くことに。

それに先立って、数日前に、いつか読もうとKindleに入れておいてなかなか手が出なかった五木寛之の『親鸞』を、

「まあどうせ間に合わないしな、読むの遅いし」

と思いながら読み始めたのだが、これが面白くてぐいぐい読み進め、6巻中5巻をほぼ読み終わっての親鸞展入り。

『歎異抄』を読んだ時も思ったのだが、親鸞さんは私の「わからない」にものすごく答えてくれる。

信じたくても信じられない、そもそも信じるという意味がわからない、疑い続けていいことといけないこと、学び続けるべきことと愚であるということ、伝えたいのに伝わらない、言葉にすると逸れてしまう、そうじゃない、でもこうでもない……

親鸞さんの生涯を辿れば、そもそも平安末期から鎌倉時代へというその時代が厳しすぎる。壮絶な修行の日々、法難による流刑、見ず知らずの土地での不況、それでも学び続け、書いて書いて書きまくった著作や書状の数々、いやもうすごい。

今のこの恵まれた状況で、

「わかりません、赦せません

なんて、だらだらしてたらほんとに申し訳ないことだよな。

がんばろ。