ひびこれこうじつ

とりとめなく、日々の覚書です。

ウィーン・モダンとトルコ至宝展

2019-04-29 16:25:11 | art




久々にぽんぽんと新美に。
しかも今回はハシゴ。
最初にトルコ至宝展へ。トルコはチューリップが好きなのだそう。
トルコ語でチューリップは「ラーレ」だそうで、その綴りがアラーのアナグラムで、「神が姿を変えて現れる」という象徴だからなのだとか。
とにかく織物も、家具や食器、本、武具の装飾も、何もかもがチューリップで、なんか最後には、
「もうたくさんです」
と言いたくなったが、見終わった後に、ぽんぽんが、
「イスラム圏ってなんかこんな感じなんだって、ちょっとわかった」
と言ってて、
「あ、うん、そんな感じ」
と思った。
どんな感じとはまだいえないけど、イスラム圏には私には理解しがたい法則性があって、その法則が文化を律している、そしてそれがいまの段階の私の、浅い理解では窮屈に思えるのだけど、なんだかそのさきにどえらいものがありそう、という感じ。


その後、ウィーンモダンへ。だいぶ疲れてるのもあったのか、なんだかイマイチだった。まだ私には、シーレはわからないなあ。
とはいえ、歴史の勉強にはなったかも。
この手の展示は、いろいろな断片が結びつくのでおもしろい。
ぽんぽんは、クリムトのデッサンにいたく感銘を受けたよう。
「スゲーと思った」
そうだ。

シューベルトの愛用していたメガネが、とても可愛らしかった。

たけのこと藤

2019-04-28 11:59:45 | グルメ
今年もたけのこを送っていただいた。
一瞬、
「めんどくさい……」
と思うが、聖霊に捧げる。
「さて、出かけようと思ったけど、一仕事だわね」
「そうねえ、でもたけのこ大好きだから❤️何気に待ってたわ」
とは、たけのこ好きな母の弁。
たけのこ&とうもろこし専用鍋の出番。それでも足りずにパスタ鍋も出動。
母が生き生きと包丁を振るう。
元気元気^^
さて、どうやって食べようか。



父のお墓があるお寺のお庭には大きな藤棚がある。
毎年、月命日に行くと見損なうので、今年は少し早めに、今日行くことにした。
たけのこを茹でてから慌てて向かったが、おかげさまで満開。
なぜか藤棚にはクマンバチがつきもの。



そして夕飯はオーブンフル回転。
たけのこの穂先の方を、オーブンで焼いて、オリーブオイルと醤油で。
ぽんぽんはたけのこじゃ物足りないだろうから、醤油麹でつけたスペアリブ。
たけのこと豚肉は相性がいい。
ついでに冷凍してあった紅玉を解凍してアップルパイも焼いてしまえ。

バタバタしていたら、母が台所にやって来て、
「(たけのこの)皮の下の方、柔らかくて美味しいのよ」
と、母が酢味噌和えにしてくれた。
皮を酢で洗い、ワカメを醤油で洗って、水っぽさを取るのだそう。
「知らなかったな」
「そう?作らなかったかしらね?」


充実の夕飯。

崩し後見

2019-04-27 09:57:26 | 日々のこと


月一の着付けサークルに通って一年半、崩し後見がようやく結べるようになった!(なかなか先生に聞くチャンスがなかったw)
この後着付けの教室のランチ会に参加。
このサークル、明るい方が多くて、とても楽しい。
ランチもケーキも大変美味しゅうございました。

その後、初めて着物で街中をぶらぶらしてみたんだけど、荷物が多い上に、足元が下駄だったので、とてもつまづきやすく、滑りやすく、とても危険だった。履き慣れれば改善するのかもしれないけど、ビルの中とかは草履の方が滑らんな、思いましたとさ。
着慣れた人は「着物、別に疲れないよ?」というけど、いやあ、疲れたわ……。

着物を着る人は所作が美しい。
着ているときにも、その手つきや仕草が、先輩の皆さんはとっても丁寧で綺麗。
その一つ一つが私にとっては異次元なのでw必死でそれに合わせようとすると、そりゃ疲れるよなあと思う。
足は組めないし、歩幅狭くなるし、腕も振り回せないし。

でもそんな先輩たちも、
「いやあ、服を着るってだけで、なんでこんなに面倒なんだか」
と笑いだすほど、着物はやっぱりめんどくさいw

忍耐

2019-04-26 16:54:00 | art
ピアノの先生に、
「歌うように、息継ぎをして弾いてください」
と、よく言われてて、その意図はわかるような気がするんだけど、なんか全然、そういうふうにはできないなあ、と思ってた。
 
でも、この間ふと、
「あ、こういう感じ?」
というのがわかった気がして、当社比ながらちょっとレベルが上がったかな?ふふん、とか思ってたら、今日レッスンで先生がうれしそうに、
「うん、曲が体に入って来ましたね。すごくいいです」
と言ってくれて、あ、やっぱりこれでいいんだ、と、ちょっと達成感。
しかし、ここまで長かった(笑)
 
先生はご機嫌で、わたしの弾いた曲を鼻歌でうたったりしでて、ここにもってくるまでの先生の苦労がしのばれた。
 
忍耐強さは、教師の美徳だ。
 あざーす。

歩く。

2019-04-22 21:24:54 | 日々のこと
今日は、ようやく万年青の植え替えをした。
冬に植えたヤマボウシが、青々とした若葉をつけて、一安心。
 
夕方、散歩に出た。
桜が散った後、新緑が美しい。
空気まで碧い。
自分も碧く、染まってしまえるような気がする。
 
ワイヤレスのイヤホンを買った。
Fall Out BoyとNickelbackを聴きながら、どこまでも歩ける。
花水木の並木、ボリュームのある八重桜。
白や黄色の木香薔薇の生垣がそここに綺麗だ。
小手鞠の満開。
パンジーの紫。
エリカのピンク。
藤の房はまだ短い。
チューリップは、みんなお行儀がいい。
 
 
 
柔らかな若葉を芽吹かせた、夕日を浴びるこの木はなんだろう。