偽造カード被害者に、犯人検挙待たずに補償する、と公表するメガ・バンクが
出現した。UFJ銀行が独自ルールを公表した。(2月11日:産経新聞)
横並びを最優先とした護送船団方式の経営判断基準に、変革が起こり始めた。
銀行を選択する基準ができ、利用者にとって好都合な意識改革が始まった。
預金引き出しをするとき、操作画面で必ず確認される。「あなたは、ご本人です
か?」「123890」と入力するだけで、現金が手に入る。
入力番号が登録番号に合致すれば、数千万単位の現金が、いとも簡単に機械か
ら引き出されてしまう。
そのカードが、盗難や偽造であっても、それを判断する術=予防策は機械に付与
されていないのだから。こんなうまい話を、知能犯=悪用者が見逃すだろうか?
カードが盗難や偽造に出会うことは、現在のシステム導入時に予測していたので、
①「利用者のカードや暗証番号の管理に過失がないと証明された場合に、被害を
補償する」と約款に明記。更に②「犯人が検挙されるなどして、犯罪の手口が解明
されること」が必要で、その後で利用者の管理過失の有無を判断する。
利用者にとって、②は「とどめの一撃」だ。
自分たちで被害原因を解明し、再発防止対策を立て実行する。
これが利用者=顧客が満足するサービスで、どの業界でも顧客対応の基本になっ
ている。
極論が許されるなら、暗証番号キャッシュカードによるシステム運営時の防犯対策
不備に起因するユーザ・クレームであり、メーカー責任によるリコールと同類のもの。
このように仮定すると、本人確認システムに使用するキャッシュカードを暗証番号
カードからICカードに移行するのだから、ICカード発行料金は当事者負担とする考
え方も、無謀なそれではない。
利用者から信頼される経営者像を描きたいし、それくらい肝を抜かす勇断を期待して
いる。
「メーカー勤め40年、元気印のシニアらしい意見ですね。」
「観音さまにメイン・バンクは、あるの?」
「さあ~。なァ~んだと思いますか」
「・・・。ボケ封じになぞ・なぞを掛けてきたナ。」
キャッシュカード被害が続発している現状を打開するため、全国銀行協会(全銀協)
が音頭をとり、暗証番号による本人確認からICチップ搭載のカードへ移行する動き
がある。
その対策は、
1使用防止
暗証番号のセキュリテイ強化 :類推されやすい番号への注意喚起など
2カード偽造の防止
ICカード化や生体認証による本人確認
3被害拡大の防止
利用限度額の引き下げと異常取引の早期発見体制の整備
4被害への対応
捜査への積極的な協力(速やかな被害届提出など)と補償検討
「2を除くと、明日からでも実行できる対策ですネ。」
珍しく、観音さまが感想を述べる。
立春を過ぎ、少し暖かくなったので、気分爽快なんだ。
「それにしても、何を何時から実行するのでしょう?」
「梅が咲く頃、2を実施するようです。既に稼動しているメガ・バンクと都市銀行
に各1行ある。」と元気印シニア。
新聞報道によると、前記した①②の約款を変更しないまま柔軟に対応する方針で、
具体的な今後の対応が勝負になってきた。利用者は、有言実行の確認ができる。
全銀協が提唱する偽造キャッシュカード対策を先取りした経営判断と評価できる。
やれるところから、顧客サービス展開をはじめる。
元気印のシニアが利用している銀行が、一日も早く顧客サービスの基本を励行する
日まで、あとどれくらいの時間が掛かるのだろうか。
物思いに耽っていると、
「なぞなぞ、解けましたか?」
と言って、観音様は昼寝を始めた。
「100,000,000円の札束が客ではありません、預金は僅かでも、いつも使ってくれる
利用者その人が、真のお客様なんですョ。」
ボケ封じ観音さまは、こう言いたかったのだろう。そう決めた。
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出現した。UFJ銀行が独自ルールを公表した。(2月11日:産経新聞)
横並びを最優先とした護送船団方式の経営判断基準に、変革が起こり始めた。
銀行を選択する基準ができ、利用者にとって好都合な意識改革が始まった。
預金引き出しをするとき、操作画面で必ず確認される。「あなたは、ご本人です
か?」「123890」と入力するだけで、現金が手に入る。
入力番号が登録番号に合致すれば、数千万単位の現金が、いとも簡単に機械か
ら引き出されてしまう。
そのカードが、盗難や偽造であっても、それを判断する術=予防策は機械に付与
されていないのだから。こんなうまい話を、知能犯=悪用者が見逃すだろうか?
カードが盗難や偽造に出会うことは、現在のシステム導入時に予測していたので、
①「利用者のカードや暗証番号の管理に過失がないと証明された場合に、被害を
補償する」と約款に明記。更に②「犯人が検挙されるなどして、犯罪の手口が解明
されること」が必要で、その後で利用者の管理過失の有無を判断する。
利用者にとって、②は「とどめの一撃」だ。
自分たちで被害原因を解明し、再発防止対策を立て実行する。
これが利用者=顧客が満足するサービスで、どの業界でも顧客対応の基本になっ
ている。
極論が許されるなら、暗証番号キャッシュカードによるシステム運営時の防犯対策
不備に起因するユーザ・クレームであり、メーカー責任によるリコールと同類のもの。
このように仮定すると、本人確認システムに使用するキャッシュカードを暗証番号
カードからICカードに移行するのだから、ICカード発行料金は当事者負担とする考
え方も、無謀なそれではない。
利用者から信頼される経営者像を描きたいし、それくらい肝を抜かす勇断を期待して
いる。
「メーカー勤め40年、元気印のシニアらしい意見ですね。」
「観音さまにメイン・バンクは、あるの?」
「さあ~。なァ~んだと思いますか」
「・・・。ボケ封じになぞ・なぞを掛けてきたナ。」
キャッシュカード被害が続発している現状を打開するため、全国銀行協会(全銀協)
が音頭をとり、暗証番号による本人確認からICチップ搭載のカードへ移行する動き
がある。
その対策は、
1使用防止
暗証番号のセキュリテイ強化 :類推されやすい番号への注意喚起など
2カード偽造の防止
ICカード化や生体認証による本人確認
3被害拡大の防止
利用限度額の引き下げと異常取引の早期発見体制の整備
4被害への対応
捜査への積極的な協力(速やかな被害届提出など)と補償検討
「2を除くと、明日からでも実行できる対策ですネ。」
珍しく、観音さまが感想を述べる。
立春を過ぎ、少し暖かくなったので、気分爽快なんだ。
「それにしても、何を何時から実行するのでしょう?」
「梅が咲く頃、2を実施するようです。既に稼動しているメガ・バンクと都市銀行
に各1行ある。」と元気印シニア。
新聞報道によると、前記した①②の約款を変更しないまま柔軟に対応する方針で、
具体的な今後の対応が勝負になってきた。利用者は、有言実行の確認ができる。
全銀協が提唱する偽造キャッシュカード対策を先取りした経営判断と評価できる。
やれるところから、顧客サービス展開をはじめる。
元気印のシニアが利用している銀行が、一日も早く顧客サービスの基本を励行する
日まで、あとどれくらいの時間が掛かるのだろうか。
物思いに耽っていると、
「なぞなぞ、解けましたか?」
と言って、観音様は昼寝を始めた。
「100,000,000円の札束が客ではありません、預金は僅かでも、いつも使ってくれる
利用者その人が、真のお客様なんですョ。」
ボケ封じ観音さまは、こう言いたかったのだろう。そう決めた。
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