国立歴史民族博物館(愛称・歴博)で開催されている「佐倉連隊にみる戦争の時
代」を観に行った。混雑を避けるため9時30分開場の1時間前に歴博駐車場へ
入り、開館時間まで公園内を散歩する。
佐倉城址公園に姥ヵ池(うばがいけ)がある。歩行者が池の淵に寄ると、足音を聞
いた亀がスイレンの葉を掻き分け餌を貰いに寄ってくる。サッカー練習を終えた親
子連れが池の傍に来て、パンくずを亀に放り始める。亀はちゃんと知っていた。
池から直ぐの所に菖蒲園がある。その右側には、あじさいの花が塀のよう群生して
シーズンになると見事な花壁を造る。今は、時期を過ぎたあじさいの花がポツン、
ポツンと残っているだけで、人影もなかった。
水の中で生育する菖蒲を鑑賞するには、足元のしっかりした通路が必要で、ここで
は板製の通路が設けられている。花のない菖蒲の上をトンボが飛んでいた。休憩で
もするかのように通路の端に降りた。カップルになっている。近づいてカメラを向
けるとサット飛び上がり、菖蒲の上を旋回してまた休憩する。
そんなことを数回繰り返し、ファインダーから見ていると彼女を背負っている彼は
前足(?)で顔を撫で始めた。汗でも拭くようにして。
近づいてもそれを繰り返しているので、更に寄ってカップルを写真に収めた。
撮影を終え立ち上がると彼らは飛び上がり、菖蒲の上を旋回し水が溜まって泥地に
なっている菖蒲の根元へ降り、カップルを解消した。
驚かせて御免の気持ちで様子を見ていると、彼と彼女は、菖蒲の植えられていない
通路横の泥地に飛んできて、彼女は産卵を始めた。彼氏はヘリコプターが空中に停
止するようにして周りを警戒し、彼女の産卵を見守り始めた。
彼女は、尾の先端を泥の中へ入れ腹側に跳ね上げて産卵する。10Cm四方を上下
左右に飛んで3~4回産卵していた。その間、彼氏はヘリコプター状態で彼女を警
護していた。この様子も写真に収めたが、次の機会に紹介したい。
産卵する場所を探し出し、卵からヤゴに成長しトンボになる営みをきちんと子供に
伝え残す親の責務を果たすと、彼女と彼は羽音を残し、飛び去っていった。
このカップルは、なた何処かで再会するのだろうか。
「子孫を残す営みの尊さ。シオカラトンボのカップルは忘れていません。きっと、
何処かで再会しています。」
ボケ封じ観音様の言う事だから、信じよう。
三文の徳をした早起きだったのに、無駄になってしまう。
代」を観に行った。混雑を避けるため9時30分開場の1時間前に歴博駐車場へ
入り、開館時間まで公園内を散歩する。
佐倉城址公園に姥ヵ池(うばがいけ)がある。歩行者が池の淵に寄ると、足音を聞
いた亀がスイレンの葉を掻き分け餌を貰いに寄ってくる。サッカー練習を終えた親
子連れが池の傍に来て、パンくずを亀に放り始める。亀はちゃんと知っていた。
池から直ぐの所に菖蒲園がある。その右側には、あじさいの花が塀のよう群生して
シーズンになると見事な花壁を造る。今は、時期を過ぎたあじさいの花がポツン、
ポツンと残っているだけで、人影もなかった。
水の中で生育する菖蒲を鑑賞するには、足元のしっかりした通路が必要で、ここで
は板製の通路が設けられている。花のない菖蒲の上をトンボが飛んでいた。休憩で
もするかのように通路の端に降りた。カップルになっている。近づいてカメラを向
けるとサット飛び上がり、菖蒲の上を旋回してまた休憩する。
そんなことを数回繰り返し、ファインダーから見ていると彼女を背負っている彼は
前足(?)で顔を撫で始めた。汗でも拭くようにして。
近づいてもそれを繰り返しているので、更に寄ってカップルを写真に収めた。
撮影を終え立ち上がると彼らは飛び上がり、菖蒲の上を旋回し水が溜まって泥地に
なっている菖蒲の根元へ降り、カップルを解消した。
驚かせて御免の気持ちで様子を見ていると、彼と彼女は、菖蒲の植えられていない
通路横の泥地に飛んできて、彼女は産卵を始めた。彼氏はヘリコプターが空中に停
止するようにして周りを警戒し、彼女の産卵を見守り始めた。
彼女は、尾の先端を泥の中へ入れ腹側に跳ね上げて産卵する。10Cm四方を上下
左右に飛んで3~4回産卵していた。その間、彼氏はヘリコプター状態で彼女を警
護していた。この様子も写真に収めたが、次の機会に紹介したい。
産卵する場所を探し出し、卵からヤゴに成長しトンボになる営みをきちんと子供に
伝え残す親の責務を果たすと、彼女と彼は羽音を残し、飛び去っていった。
このカップルは、なた何処かで再会するのだろうか。
「子孫を残す営みの尊さ。シオカラトンボのカップルは忘れていません。きっと、
何処かで再会しています。」
ボケ封じ観音様の言う事だから、信じよう。
三文の徳をした早起きだったのに、無駄になってしまう。