いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

家庭菜園で羽化したキアゲハ

2012-08-19 18:05:13 | 四季折々の風景
猛暑日が途切れなく続く今年の家庭菜園は、雑草を除草する戦いでもあり、その戦いは朝7時までに終えないと、熱中症に襲われる危険があります。

昨年、ナスと一緒に植えたニラを一ヶ所にまとめて植え替えた場所に雑草が繁り除草したのですが、元の木阿弥。やむなく8月19日、5時起きで除草作業を始めます。

午前と午後の2回にわか雨が降った8月18日。
収穫の終わったスイカ、カボチャを整理し、ニラを覆っている雑草退治に掛かります。

日本放送の「日本人の底力」を聴いている時でしたから5時半をまわったころです。
雨水で軟らかくなった土、泥まみれになった軍手でニラを避けて雑草を握りその根元を鎌で切ったのです。

翅を広げてニラに掴まっているキアゲハが目に飛び込んできます。
成長した蝶が雑草の中に潜むなんていうことは夢の世界でしょう。しかも、翅を広げたまま微動だにしません。沈黙を守ったままです。

キアゲハの様子を窺い、窺いし、残っている場所の除草を進め、その作業が終った6時過ぎも沈黙を守っています。陽光が強くなると飛び去ると思いながら帰宅し、シャワーを浴びてから家庭菜園へ向かいます。

予想に反せず、キアゲハの姿はありません。
キアゲハに出会ったとき、間を置かずカメラを撮りに帰宅すればと後悔です。
そのとき、羽化した場所の近くへキアゲハが戻ってきたのです。
翅を休めるために停まったキアゲハに接近しシャッターを切ります。見栄えのする撮影アングルを探り忍び寄ると飛び立ち、5から6m先の地這いキュウリに停まります。



一旦は撮影を断念したのですが、気持ちを入れ替えキュウリ畑のキアゲハを追います。
真上から撮るには距離があるので、横ポーズを狙って一枚。



カメラアングルを求めて更に接近すると飛び立ち、近くに下ります。

「ここまでお出で」

をしているようでした。背後から朝の散歩に来たチャッピーの鳴き声が聴こえてきます。
キアゲハとの交流を断念し、何時もの早朝散歩に戻ります。

さて、ウイキペディアのキアゲハ解説によると、

「キアゲハの蛹は、温かい時期にはおおよそ1週間で羽化する。晴れた日の朝方に、蛹の頭部と胸部の間が割れて這い出てきた成虫は、縮んだ翅に体液を送って伸ばし、体が固まると飛び立つ」

『先々週からニラの雑草が気になり除草作業をする積りでしたね。猛暑を良いことに昨日まで延ばした怠慢が、キアゲハと対面する幸運をもたらしてくれた。キアゲハの蛹は気がつかずに刈り取られた雑草と一緒に処分したでしょう。お互いに縁があった。違いますか、元気印さん』

なにはともあれ、羽化した直後のキアゲハを撮影する機会に恵まれた幸運を、それも偶然訪れた縁ですから、キアゲハが羽化する過程から推察しても、ボケ封じ観音さまの指摘に反論する根拠は見当たりません。

我が家庭菜園で羽化したキアゲハと、何処かで再会する楽しみが増えた早朝の除草作業でした。

コメント
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