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暑さ寒さも彼岸まで。
今年の猛暑は、この諺が的中した夏でした。彼岸を過ぎると一気に秋。
猛暑にも負げず真っ赤な実をつけたほおずきも、赤い皮が朽ちて葉脈だけが網目状に残り、透けて見える赤い実に出遭うと、ほおずきをブゥ~、ブゥ~と鳴らして遊んだ夕張(ゆうばり:北海道夕張市)を思い出し懐かしくなりました。
赤い実をやわらかく揉み解し、小さく開いている口穴を破らないようにして種を抜くと「ほおずき笛」の出来上がりです。
苦味があったかどうか、口に含んで鳴らした記憶だけはあります。実は、ほおずき笛と呼ばれていることを、この年になって知りました。
口に含んだ袋の口穴を外側に向けて空気を吸い込むと、袋状のほおずきに空気が充満します。
ほほをつぼめると袋の空気が外へ押し出されます。このとき、ブゥ~と音がでます。ただの袋が笛に早替わりします。
ほほの中は音響効果のよい音楽堂ですから、吹き手ごとに笛の音色を楽しんでいました。
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ほおずき笛の音の記憶が曖昧なので、愚妻と夕食のおかずにします。
「ほおずきを鳴らすと、どんな音がしたか覚えている」
ほほに空気を吸って吐き出す格好を2回繰り返します。
口をへの字に曲げて袋の空気を押し出す仕草が、ほおずきを鳴らす時の顔でしたが、鳴らせなかったので、
笛の音は覚えていないとのこと。
結局、未確認のまま夕食を終えました。
50数年前、小学校低学年時代を思い出させてくれたほおずき(写真)。
チャッピー(シーズ)とミミ(シエットランド)との散歩道に咲いているほおずきは、提灯に見えます。
提灯の大きさに比べて大き過ぎる灯を燈しているほおずきの別称、灯篭草、金灯篭に因んだ句が浮かびました。
灯篭草 今朝も出迎え 散歩道
初秋の陽 耀きともす 金灯篭
ほおずきを詠んだ芭蕉の句があります。
鬼灯は 実も葉もからも 紅葉哉
赤い実を顔に見立てたほおずき人形も作られていますが、道産子の元気印は知りません。
ほおずきを見つけると鳴らしあっていたので、笛の作り方は遊びの中で覚え、年をとるにつれ忘れてしまいました。
このように、古くから子供の遊びに使われていたほおずき。
ほおずき笛の作り方を思い起こして、孫達の音楽堂で吹かさせてみよう。
ほおずきを 鏡にむかい 鳴らし見る 山田 土偶
今年の猛暑は、この諺が的中した夏でした。彼岸を過ぎると一気に秋。
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猛暑にも負げず真っ赤な実をつけたほおずきも、赤い皮が朽ちて葉脈だけが網目状に残り、透けて見える赤い実に出遭うと、ほおずきをブゥ~、ブゥ~と鳴らして遊んだ夕張(ゆうばり:北海道夕張市)を思い出し懐かしくなりました。
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赤い実をやわらかく揉み解し、小さく開いている口穴を破らないようにして種を抜くと「ほおずき笛」の出来上がりです。
苦味があったかどうか、口に含んで鳴らした記憶だけはあります。実は、ほおずき笛と呼ばれていることを、この年になって知りました。
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口に含んだ袋の口穴を外側に向けて空気を吸い込むと、袋状のほおずきに空気が充満します。
ほほをつぼめると袋の空気が外へ押し出されます。このとき、ブゥ~と音がでます。ただの袋が笛に早替わりします。
ほほの中は音響効果のよい音楽堂ですから、吹き手ごとに笛の音色を楽しんでいました。
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ほおずき笛の音の記憶が曖昧なので、愚妻と夕食のおかずにします。
「ほおずきを鳴らすと、どんな音がしたか覚えている」
ほほに空気を吸って吐き出す格好を2回繰り返します。
口をへの字に曲げて袋の空気を押し出す仕草が、ほおずきを鳴らす時の顔でしたが、鳴らせなかったので、
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結局、未確認のまま夕食を終えました。
50数年前、小学校低学年時代を思い出させてくれたほおずき(写真)。
チャッピー(シーズ)とミミ(シエットランド)との散歩道に咲いているほおずきは、提灯に見えます。
提灯の大きさに比べて大き過ぎる灯を燈しているほおずきの別称、灯篭草、金灯篭に因んだ句が浮かびました。
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灯篭草 今朝も出迎え 散歩道
初秋の陽 耀きともす 金灯篭
ほおずきを詠んだ芭蕉の句があります。
鬼灯は 実も葉もからも 紅葉哉
赤い実を顔に見立てたほおずき人形も作られていますが、道産子の元気印は知りません。
ほおずきを見つけると鳴らしあっていたので、笛の作り方は遊びの中で覚え、年をとるにつれ忘れてしまいました。
このように、古くから子供の遊びに使われていたほおずき。
ほおずき笛の作り方を思い起こして、孫達の音楽堂で吹かさせてみよう。
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ほおずきを 鏡にむかい 鳴らし見る 山田 土偶
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