私は言語聴覚士です。
よく、言語聴覚士だから手話ができると思われます。
私は恥ずかしながらできません。
昨日、ニュースでこんな記事を見つけました。
スターバックスコーヒーが聴覚障がいの方を雇用して、聴覚障がいの方の働き方の選択肢の拡大になっています。
もちろん、利用者側も注文時に手話、指差し、音声入力など様々な方法に対応していて聴覚障がいの方が注文や精算を行いやすいようになっています。
また、素晴らしいのは手話をアートに絡めて、楽しみながら触れる工夫がしてある所です。
手話のことを置いておいてもオシャレなデザインな店舗や展示、グッツがあり、入店したくなる雰囲気です。
スターバックスはコーヒー屋さんではなく、空間を売っていると聞いた事があります。
もちろん、コーヒーも売っていますが、店舗での居心地の良い空間を提供する事にこだわっているとのこと。
確かにスターバックスに行った時に感じの悪い店員さんに出会った事はありません。
このBGMはちょっと邪魔だなと思ったことも。
だからスターバックスは人気なのですね。
今回のニュースの店舗もこのコンセプト通り、誰でも居心地が良い空間の提供になっていると思いました。
この世界は多数派に基いて設計してある事が多すぎます。
初めから少数派も含めたデザインにするべきです。
ユニバーサルデザインでできた世界に早くなって欲しいと思います。
最後に言語聴覚士っぽい内容を一つだけ。
手話は聴覚障がいの方のコミュニケーションツールだけでなく、先天的に音が聞こえない方にとったら母国語となります。
つまり夢を手話で見られます。
私がデイサービスで勤めていた時、聴覚障がいのおじいちゃんが昼寝をされていました。
すると、両手が激しく動きだしたので、痙攣発作か何かと思いビックリした経験があります。
近くに手話でコミュニケーションを取る方がいたのに手話を覚えていないなんて‥。
その時は筆談でコミュニケーションをとっていました😅