言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

2022-04-10 05:29:00 | 
この本は説得力があり、読みやすく一気に読むことができました。

考え方の本でこれができれば、どれほど楽だろうかと思える内容が書かれてありました。

私が特に参考になったポイントを紹介します。

①幸福感を目的にするな
→楽しい、嬉しい、幸せなどの気分は風向きが変われば瞬時にふき飛びます。吹き飛ぶものを目指しても、手に入れたと思ったら消えてなくなる。一生その繰り返しです。
目指すべきは、嬉しい、楽しい、幸せと言う気分ではありません。目指すべきはゴールです。ゴールに近づく副産物としてプラスの感情を感じ、それをさらなる前進のモチベーションとしているのです。

②「自分」は書き換え可能な「情報状態」
→ホメオスタシスのフィードバックが後ろ向きか、前向きかで、あなたの思考と行動が大きく変わってくるのです。
一人ひとりの脳と心が認識しているもの、それが一人一人にとっての世界です。
自分の未来は最高であると確信して生きている人は、過去の自分も今の自分も、最高の自分になります。

③エフィカシーの高い人の頭にゴミはない
→自分の能力に対する自己評価のことを「エフィカシー」と言います。
人間は自分にとって重要な情報しか認識していません。黄色い車を探している人は走っている車の中で黄色の車しか目につきません。その他の色の車は盲点となります。この盲点のことを「スコトーマ」と呼びます。
エフィカシーの高い人にはできない理由がスコトーマとなり、頭の中にゴミが生まれる余地がありません。高いエフィカシーを持つ人には、頭のゴミも、不可能もなくなります。

④「やりたいこと」を見つける近道
→やりたいことがわからないと言う人がいます。なぜやりたいこと、自分が本気になれることが見つからないのか。その理由をズバリ言うと、「自分中心に考えているから」です。「自分は何をやりたいんだろう?」「自分は何を本気で好きなんだろう?」いわゆる自分探しの人たちの世界には自分しかいません。
「自分が何をすれば他人が喜ぶだろう?」と言う視点で考えるとそれがやりたいことを見つける近道なのです。

「自分中心」と言うゴミが人々の頭を曇らせています。「自分中心」であることを捨てることにより、やりたいことが見えてきたり、これまでに味わったことのない抽象度の高い幸せ(人間の幸せ)を感じることができるのです。


私も「楽しい」や「幸せ」を感じることはありますが、ゴール設定が分からない状態でした。

この本には沢山ゴール設定の必要性、設定方法が書いてありました。

頭の中をシンプルにして、他人の幸せを自分の幸せと感じられるゴール設定を時間をかけて探していきたいです😊