1キャラ目(金髪ブレトン♀)が大学の先生のお使いでマルカルスを初めて訪れた時…この古く荘厳な街に対する印象は最高に素晴らしいと言えるものでは決してなかった。目の前で人は殺されるし、見ず知らずの他人から訳も分からずにメモを押しつけられるし。
どきどきしながら入った宿も、どこか険悪なムードで人々はよそよそしく、場慣れしてない自キャラは身の置き場もない。そんな中で、自キャラは暖炉の側に、回りの雰囲気なんかまったく意に介さない様子でゴブレットを傾けている青年に気がついた。青年は自キャラの視線に気付くと、やあ、と快活な笑顔を見せた。
「寒そうだな。火の側に座れよ、旅の人」
彼はお金を貰ってボディガードを引き受ける傭兵なのだという。マルカルスは初めてだと言った自キャラに、精悍な外見とは少し不釣り合いに思えるほど優しく静かな口調でこの街の事を語ってくれた。
自キャラが、マルカルスの人なのねと言うと、彼はちょっと苦い笑いを浮かべて、
「……元市警隊なんだ」
この人はこの街の他の人とはどこか違う気がする…そう感じた自キャラが、今渡されたばかりのエルトリスのメモを見せたら、彼が血相変えて「行くな、絶対行くなよ。この街では知らない事に関わるな」って言う。
「危なっかしいな…私を雇えよ。システム上500ゴールドはかかるけど、絶対に損はさせない」
迫真の表情で迫られた自キャラは思わず、うんうんと何度も頷いてしまったのだった。その時から己の運命の輪が回り始めたのも知らず……つまり何が言いたいかと言うと、このキャラでは未だに「フォースウォーンの陰謀」クエはやった事ない(笑)。
戯言はその辺にしといて、ヴォルスタッグが元衛兵という妄想は彼のバトルスタイルに因る所が大きいんだよ。彼は最大レベルこそハウスカール達に及ばないものの、片手剣、重装、盾持ち、弓、その他話術から鍛冶のスキルまで彼らとまったく同じものを持ってるのよね。序盤で出会えるこういう騎士タイプのフォロワーはリディアと彼だけかな。
盾は攻撃も防御も両方こなすかなり有用な装備な上に、片手剣盾持ちのバトルスタイルは、弾道系破壊魔法との相性がすごくいい。ヴォルスタッグがバッシュして相手がよろめいた所に自キャラが魔法を打ち込むとか、逆に自キャラが2連魔法でたじろがせた所に彼が強攻撃を決めるとか、彼が前に出てる時は後ろから回復するとか、とにかく共闘が楽しい組み合わせだと思う。
ヴォルスタッグはコナンザグレートみたいな外見の割に、話すと明朗快活で凛々しくて、でもヘンな悲鳴あげたりおちゃめな事を言ったりもする、主人公属性のキャラなのよねv
何より、ノルド男以外でやってるプレイヤーにとっては、自キャラよりずっとドラゴンボーンと呼ばれるに相応しい彼との冒険は萌えるものがあるですよ。
彼は同行しても前衛でばっちりガードしてくれて頼もしいし、主夫してもらっても優しくて癒されるし、AIも壊れづらいし(笑)、女の子…特に魔法系キャラの結婚相手としては鉄板な気がするvvv