トーハクシリーズ、今日、取り上げるのは舞楽面。
パッと見、可愛いようで、怖い感じも。
このコーナの解説です。
似たものとして、トーハクには、法隆寺宝物館で伎楽面を所蔵しています。
過去のブログ 東京国立博物館 法隆寺宝物館 伎楽面 で紹介したとおり、
東大寺の大仏開眼で上演されたりしましたが、舞楽などに押され、衰退して
しまった。
【参考】面の外見上の違い
伎楽面:後頭部まで頭全体を覆ってしまう大型の面(仮頭という)
舞楽面:耳の周辺までほぼ頭の半分を覆う面(半仮頭という)
能面・狂言面:顔の前面だけを覆う面(仮面という)
なお、過去ブログで舞楽面と衣装を採り上げたものは、こちら
東京国立博物館 舞楽面、衣装 (2011.1.9撮影)
いかりや長介に似ていると思った。
凝ったつくりの面で、迫力があります。
面としては、この”地久の面が、一番、気に入りました。
斜めから。 伎楽面もそうですが、胡国人(ペルシャ)の高い鼻が目につきます。
古くから宗教的儀式や舞踏、あるいは演劇などにおいて用いられてきた仮面。
仮面(舞踏)は、人間生命の、さまざまな側面が、表出したものだろうか、強さを感じる。