光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立博物館(2024.10.11) 能面に見る写しの文化

2025年03月07日 | 博物館レビュー

東京国立博物館(2024.10.11)シリーズ、しつこく続きます。

本館14室で、特集が組まれていました。

 

 

デジタルディスプレイの表示画面です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場風景を撮り忘れたので、”1089ブログ”より、画像をお借りしました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<能面 曲見>

うーん、能面に見つめられているようで、ドキドキ・・・何とも言えない、情感に参った。

 

 

 

 

よくできた写しですが、オリジナルほどの、ドキドキ感はない。

 

 

 

いいですね。 でも、オリジナルのもつ、冷たい炎のような感じがほしい。

 

 

デジタルディスプレイで解説されていた面です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うーん、能面作者の表現力が凄い。

 

 

 

 

 

 

 

 

”オー”と、息をのむ迫力!

 

 

 

 

 

 

いやー、勉強になりました。

 

参考(1089ブログ等より引用)

能楽は古くは猿楽(さるがく)と言って、社寺の祭礼にともなっておこなわれた。

南北朝時代、春日社と興福寺で猿楽を勤めた大和猿楽四座(よざ)  結崎座(観世座)・外山座(宝生座)・坂戸座(金剛座)(・円満井座(金春座)。

このうち結崎座に観阿弥、世阿弥親子が出、室町幕府第三代将軍である足利義満の寵愛を受けて、世阿弥が能楽を芸能として大成した。

そののちも歴代将軍によって能楽は愛好され、やがて武家の式楽(しきがく)として各地の大名も能を催すようになった。

大和猿楽四座のうち、坂戸座(金剛座)から喜多(きた)が分かれ、ここに現在の能楽シテ方宗家がそろいます。

これら宗家には、能楽の演目と演出にあわせて工夫された面が備えられた。

南北朝時代から室町時代にはあらたな曲がつぎつぎ作られ、面の種類も増えていった。

いわば創造・創作の時代と言うことができる。この時期に作られた面は、造形的な魅力に富み、本面といってきわめて尊重される。

安土桃山時代以降の能は、型を伝える模倣・写しの時代となり、能面も本面の模作が中心となっていく。  


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