今回はトミーの古い機関車 D51 のおもちゃの修理依頼がありました。
(いずれの写真もクリックすると拡大します。)
動かない、そしてゴムタイヤを交換とのことで預かりました。
モーターの入っているギャーボックスがブリキで作られているので驚きました。
自分が今迄直したものは、ギャーボックスが白い樹脂で作られたものばかりでした。
そして、現在のおもちゃのスイッチは本体の上部に付いているのですが、
今回のものは機関車の前方下部に付いていました。
(本体を引っくり返した写真ですが、左の白いものが連結器で
反対の右側の白っぽいレバーがON/OFFのスイッチになっています)
ギャーボックスを外した機関車の台の部分です。
モーターの入ったブリキ製のギャーボックスです。
写真では判りにくいのですが、一枚の歯車を除いて他は皆金属製でした。
今のものはケースも歯車も全部樹脂製です。
今回はモーターが悪くなっていました。
モーターを交換しようと思いましたが、どの部品も確りと取り付けてあり
簡単には外すことが出来ません。
下の写真の ギャー外し を使って、
やっとのことでギャーの軸を抜くことが出来ました。
でも余りにも確りと取り付いていたので、
ギャー外し の心棒が少し歪んでしまいました。
(もしこの工具が無ければ分解不能で直せなかったかもしれません。)
モーターを交換しても接触不良箇所があちこちに有り、
磨いたり手直しをしてやっと動き出しました。
動いている時は機関車の前のライトが点灯していました。
最後に、ネジならぬブリキケースの爪を曲げて確りと取り付けました。