安眠をもたらす存在『眠れぬ夜に溺れて』

本日はリリです

夜月ジンさん『眠れぬ夜に溺れて』
　ある事情から攻様は不眠で悩まされています。そんなある日、拘束具を付けた
　美しい受様を助け、成り行きで居候させる事になりますが、攻様の不眠を知った
　受様に眠らせてやると言って、いきなり攻様にディープキスを仕掛けてきて?!

生真面目過ぎる故に何もかも自分で抱えて背負って生きていた攻様と
不思議な力を持ったが為に自分自身に怯えて刹那の関係を続ける受様の
恋物語になります

攻様は気難しい雰囲気のある容姿のバーテンダーです。

攻様には10年前の自殺未遂で昏睡状態の叔父がいて
彼を慕っていた攻様は親族から孤立しながらも
1人で叔父の医療費を捻出していました。

幸い面倒見の良い今の店のオーナーと知り合い
今なお眠る叔父の医療費を立て代えてくれてますが

叔父の入院が10年目を迎えた半年前から
オーナーへの恩義に報いようとする思いばかりが空回りして
どんなに身体が疲れても眠ない不眠症に陥っていました。

そんな時に出会ったのが
不思議な力を持つ妖艶な色香を放つ青年でした。
彼が今回の受様ですね

疲れた体を引きずり帰宅を急ぐ攻様の上に
突然受様が落ちてきたのが出会いなのですが

薄いシャツ一枚をまとい
足と手には拘束具をぶら下げてた姿の受様は
監禁男から逃げてきたと言いますが
胡散臭い事この上ありません。

結果的には助けてしまった攻様は
警察に行くのを頑なに拒否する受様に
仕方なく一夜の宿を提供する事になってしまいます

手当の済んだ受様は宿代だと身体を寄せてきたますが
何カ月も不眠を患う攻様は激昂してベットから受様を蹴りだすと
なんと受様は攻様にディープなキスを仕掛けてきたのです

呆然とした攻様ですが
身体が浮くように力が抜けて意識がなくなり、
翌朝はここ最近覚えた事も無い爽快な目覚めを体感するという
不思議な経験をしてしまいます。

実は受様は己の唾液を含んだ相手には
言葉一つで暗示をかけられるという異能の持ち主

しかし大抵は受様との関係しても
翌日には名前さえ忘れられてしまう為、
攻様も忘れられる仕掛けた事でしたが

不眠解消への執着か元々の体質故か
攻様は受様の事を欠片も忘れず
受様は半強制的に攻様宅の居候となります。

そうして暮らすうちに
2人はお互いに魅かれあっていきますが、
攻様の叔父の自殺未遂には受様が関わっていて

偶然に知り合う2人ですが
それぞれが他人と積極的な関わらずに生きてきた為
お互いに魅かれあいながらも
心を許し合っていくまでなかなか進まずなのに

やっとまとまったと思ったら
攻様の叔父と受様が過去に関わり合った事が判明して
また離れそうになる為

一度まとまってラブラブになったが故に
余計にハラハラな展開で最後までまとまるまでドキドキでした

攻様が思っよりも執着系なので
まとまってしまえばネガティプ思考な受様にはちょうど良い
破れ鍋に綴じ蓋ぽいカプになりそうでしたね

※念の為に※
こちらは出張前に事前登録してアップされました。