真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

日々のちょっとした楽しみに・てんてんの書籍買物&萌review♪
ブログ内キーワードは【ブックマーク】からGO!

幸せの基準『あなたに幸福を乞う』

2011-06-09 | 読了本review

本日はローズキーで

火崎勇さん『あなたに幸福を乞う』
 名門ではあるが厳格な上に崩壊寸前な家庭に嫌気がさしていた受様だが、長男として
 自覚から悶々とした暮らしをしていた。きっかけは弟の失踪だったのだが、弟を守らなか
 った自分を責めるしか出来ず、盛り場をうろつき泥酔した夜、知らない男に介抱され・・・

既刊『あなたに愛を乞う』のスピンオフで
既刊カプの受様の兄さんの恋物語で

酔った受様を助けてくれた訳有りそうな謎の男と
総合商社の創始者一族の御曹司で後継者となります

受様は巨大グループの創始者一族の嫡男として
生まれた時から大切にされてきますが
可愛がっていた弟が事故にあってから
父は受様にのみ期待をかけるようになります。

受様は積極的な解決作を打てないままでいますが
受様が思った以上に弟を巡る両親の確執が深く
弟が諦めしか抱いていない事を知りったのは
彼が失踪してからでした。

受様は行方も言わずに去った弟に
もっと出来る事があったはずと悩むあまり
酒におぼれるようになります

連日の深酒に溺れた挙句
受様はバーで潰れてしまい偶然居合わせた男に
介抱され事になるのですが

その男は受様が正気に戻ると苦言を呈して
名も告げずに去ってしまいます。
この男こそ今回の攻様になります

受様は攻様の言葉を認めつつも
酒に溺れる事をやめられず
またまた攻様に助けられてしまいます

実は攻様が受様に接触してきたのは
目的があったからなのですが
それを知らない受様は攻様に惹かれるのですが
攻様は弟と知り合いらしく

果たしてこんな2人の行きつく未来とは

生真面目な性格で
自分の生まれと育ちを感受してきた受様は

穏やかだと思っていた自らの家族内で
弟の事故をきっかけに父母が気不味くなっても
静観するしか出来ず
弟に対して負い目を抱くようになります。

名門の御曹司である立場を忘れられない受様は
攻様と出会う事で初めて
自分を個人として見てくれる人に出会い
攻様に惹かれていくのですが

攻様は受様が思っている程
良い人間では無いのですよね

受様視点なので
攻様の思惑はなかなかはっきりしませんので
2人が落ち着く最後まで
ハラハラ&ドキドキな展開で面白かったです

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする