真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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最初の一歩で間違えて『純情ミステイク』

2011-06-17 | 読了本review

本日はコミックスです

中村春菊さん『純情ミステイク』
 丸川書店の御曹司で有り専務取締役でもある受様と彼の有能な秘書で有る攻様。幼い頃訳あって
 攻様の世話係として井坂家に引き取られた攻様と出会って以来、我儘を言いつつも攻様の存在を
 大切に思ってきた受様ですが、夢見ていた作家への道を諦めざるを得ない状況になって・・・

『純情ロマンチカ』『世界一初恋』関連作で
二作の関連舞台となっている丸川書店の専務取締役カプの恋物語ですね

既刊では既に出来上がっちゃってますが
2人の出会いから結ばれるでの本編に
10年目の記念日を描いた後日談を描き下ろしで収録です

受様は大手出版社の社長子息として生まれます。

しかし昔から作家になりたいと思いつつも
無職で作家になるのは体裁が悪いからと
一流会社である自社に就職します。

なので編集者としての仕事にも
あまり熱心ではないのですよ

そんな受様の世話係として
受様の面倒を見続けているのが
今回の攻様です

攻様一家は
心中しようとしたところを攻様の父に助けられたので
受様の父親に対しては満面の笑顔を向けるのに
攻様にはお小言ばかり。

攻様に恋心を抱いている受様は
嫉妬もあってついつい投げやりな態度をとっています

そんな時、
友人の弟が書いている小説もどきを偶然目にし、
自身が作家になるという夢を失ってしまいます。

攻様に慰められたいと思う受様ですが
自分よりも父親を優先する攻様にキレて
攻様に世話役を辞めてしまえと暴言を吐いた結果・・・
攻様は父親の秘書になってしまうのですよね

その上、
攻様が離れから出て独立するばかりか
会社を辞めるらしいとの聞かされて受様は呆然自失

はたして意地っ張りな受様の恋の行方は

元々は『純情ロマンチカ』のアニメ化による
DVD発刊時の特別バージョーン様に
描き下ろされた小冊子をまとめた一作ですので

この為に特別版を買った方にはちょっと残念かもですが
DVD買ってなくて初読みな私は
とっても楽しく読ませて頂きました

既刊シリーズではいつも良いタイミングで
他作の受様達を翻弄している受様ですが
若い頃は色々あったのね。

っていうか今の受様の状態は
この過去を乗り越えてきたからだと思うと
ちよっと奥深いかも

本巻は本作をドラマ化したCD付
元々絵で見せる作家さんなので
かなりコミックスにないセリフが追加してあって
私的にはCDのお得度のが上でした

コメント
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