さっちゃんが、誰かと「おともだち」になる方法は
シンプルでありながら、成功率が高い。
お互いに好きかどうかも分からない、初対面の相手でも
先ずは「おともだち?」と聞いてみて
相手が、「おともだちだよ」と答えたら、「おともだち関係」が成立する。
その後、何度も会って、何度も遊んで
ゆっくちゆっくり時間を掛けて、「おともだち度」を深めていくわけです。
「おともだち関係」を、平面だとすると、「おともだち度」は深さ。
この2つがあって、立体的な「おともだち」になっていくのです。
そこで、今回私は、さっちゃんの施設のパート職員のMさんと
さっちゃんの、この方法を使って、親しくなってみることにしました。
近々、さっちゃんは施設での見学旅行に出掛けるのですが
そのときに、さっちゃんに付いてくれる職員さんが、Mさんになりました。
チャンスです。
Mさんは、無愛想で保護者にも来客にも満足に挨拶ができないばかりか
言葉遣いが乱暴で、思い込みや決め付けが激しい上に
知的に障がいをもつ利用者さんたちを、ガミガミ叱り付けるような人です。
はっきり言って、苦手な人です。
苦手どころか、嫌いな人です。
施設職員としての資質を問う以前に、人間性に疑問を感じてしまいます。
でも、チャンスです。
施設長さんと、2時間半にも渡る話をして以来
明らかに、私に対してぴりぴりと緊張しているMさんと
「おともだち」になってみる、絶好のチャンスです。
「旅行中、なにかご迷惑をお掛けするようなことがれば
いつでも遠慮なく、連絡して下さいね」
という名目で、先ずはメールアドレス交換完了。
その後、さっちゃんの朝起きる時間帯や、気をつける点など
冗談を交えながら話したのが、10日ほど前のこと。
しかし、『急いてはコトをし損じる』です。
今まで挨拶ぐらいしか交わさなかった私が、急に親しげに話し掛けては
相手に、(なんだろう?この人)と、思われて
仲良くなるどころか、警戒されて遠ざけてしまう可能性があります。
なので、ちびちびいこうかと思っていたところ
先日、健康診断の行われた日に、Mさんからメールが届きました。
『健康診断では、とてもおりこうで頑張ったので、疲れたようです』
メールには、さっちゃんが机に突っ伏して寝ている画像が添付されていました。
「ぅよしっっ!」
嬉しさのあまり、私は思わずガッツポーズしてしまいました。
そして昨夜。
以前から親しくしていた別の職員さんと、食事をする約束をしていたのですが
そこへ、Mさんにも参加してもらうことになったのです。
食事と言っても、メインは食べることではなく、喋ること。
いやー、喋った喋った、20:00~3:30までの7時間半
家でのさっちゃんの様子や、施設でのさっちゃんの様子(もちろんイタズラ含む)
さっちゃんと他の子の関わりの様子や、世間話、愚痴、冗談…、その他エロエロ
とにかく、たくさん喋りました。
その会話の中で、Mさんが、少しずつさっちゃんに対して愛情が湧いてきたことや
自分の叱り方や対応方などに、時々これでいいのか?と疑問を感じていること
さっちゃん以外の子への対応の仕方にも、色々迷いがあることを知り
Mさんも、無愛想で言葉遣いが乱暴なわりには
本人なりに、迷ったり困ったり努力していることを知りました。
さっちゃんとの旅行を控え、色々と余計な情報を注ぎ込まれて
不安に思ったり、緊張したりしていることも。
「大丈夫ですよ
私は少しも不安に思っていません
旅行中、さとみが楽しさのあまり調子に乗ってイタズラをすることはあっても
いつも通りの対応で、多分大丈夫だと思いますよ」
社交辞令でもヨイショでもなく、本音でした。
本音というよりも、親の勘です。
この人たちは、多分、大丈夫。
迷ったり困ったりするのはお互い様。
私は、努力もせずに文句ばかり言う人は大嫌いだけれど
それなりに努力をした人には、文句を言う権利があると思っているので
Mさんに対する印象は、かなり変わりました。
さっちゃん式社交術は、意外と使えます。
もちろん、誰が相手でも有効とは限りませんが。
もし、この先、施設を移るにせよ、移らないにせよ
建設的に考える努力もせずに、文句や愚痴ばっかり言うのは
「おともだち」になる必要の無い、一部の人たちと同じになってしまいそうで
たまらなく気持ち悪くて、耐え難かったのさ。
シンプルでありながら、成功率が高い。
お互いに好きかどうかも分からない、初対面の相手でも
先ずは「おともだち?」と聞いてみて
相手が、「おともだちだよ」と答えたら、「おともだち関係」が成立する。
その後、何度も会って、何度も遊んで
ゆっくちゆっくり時間を掛けて、「おともだち度」を深めていくわけです。
「おともだち関係」を、平面だとすると、「おともだち度」は深さ。
この2つがあって、立体的な「おともだち」になっていくのです。
そこで、今回私は、さっちゃんの施設のパート職員のMさんと
さっちゃんの、この方法を使って、親しくなってみることにしました。
近々、さっちゃんは施設での見学旅行に出掛けるのですが
そのときに、さっちゃんに付いてくれる職員さんが、Mさんになりました。
チャンスです。
Mさんは、無愛想で保護者にも来客にも満足に挨拶ができないばかりか
言葉遣いが乱暴で、思い込みや決め付けが激しい上に
知的に障がいをもつ利用者さんたちを、ガミガミ叱り付けるような人です。
はっきり言って、苦手な人です。
苦手どころか、嫌いな人です。
施設職員としての資質を問う以前に、人間性に疑問を感じてしまいます。
でも、チャンスです。
施設長さんと、2時間半にも渡る話をして以来
明らかに、私に対してぴりぴりと緊張しているMさんと
「おともだち」になってみる、絶好のチャンスです。
「旅行中、なにかご迷惑をお掛けするようなことがれば
いつでも遠慮なく、連絡して下さいね」
という名目で、先ずはメールアドレス交換完了。
その後、さっちゃんの朝起きる時間帯や、気をつける点など
冗談を交えながら話したのが、10日ほど前のこと。
しかし、『急いてはコトをし損じる』です。
今まで挨拶ぐらいしか交わさなかった私が、急に親しげに話し掛けては
相手に、(なんだろう?この人)と、思われて
仲良くなるどころか、警戒されて遠ざけてしまう可能性があります。
なので、ちびちびいこうかと思っていたところ
先日、健康診断の行われた日に、Mさんからメールが届きました。
『健康診断では、とてもおりこうで頑張ったので、疲れたようです』
メールには、さっちゃんが机に突っ伏して寝ている画像が添付されていました。
「ぅよしっっ!」
嬉しさのあまり、私は思わずガッツポーズしてしまいました。
そして昨夜。
以前から親しくしていた別の職員さんと、食事をする約束をしていたのですが
そこへ、Mさんにも参加してもらうことになったのです。
食事と言っても、メインは食べることではなく、喋ること。
いやー、喋った喋った、20:00~3:30までの7時間半
家でのさっちゃんの様子や、施設でのさっちゃんの様子(もちろんイタズラ含む)
さっちゃんと他の子の関わりの様子や、世間話、愚痴、冗談…、その他エロエロ
とにかく、たくさん喋りました。
その会話の中で、Mさんが、少しずつさっちゃんに対して愛情が湧いてきたことや
自分の叱り方や対応方などに、時々これでいいのか?と疑問を感じていること
さっちゃん以外の子への対応の仕方にも、色々迷いがあることを知り
Mさんも、無愛想で言葉遣いが乱暴なわりには
本人なりに、迷ったり困ったり努力していることを知りました。
さっちゃんとの旅行を控え、色々と余計な情報を注ぎ込まれて
不安に思ったり、緊張したりしていることも。
「大丈夫ですよ
私は少しも不安に思っていません
旅行中、さとみが楽しさのあまり調子に乗ってイタズラをすることはあっても
いつも通りの対応で、多分大丈夫だと思いますよ」
社交辞令でもヨイショでもなく、本音でした。
本音というよりも、親の勘です。
この人たちは、多分、大丈夫。
迷ったり困ったりするのはお互い様。
私は、努力もせずに文句ばかり言う人は大嫌いだけれど
それなりに努力をした人には、文句を言う権利があると思っているので
Mさんに対する印象は、かなり変わりました。
さっちゃん式社交術は、意外と使えます。
もちろん、誰が相手でも有効とは限りませんが。
もし、この先、施設を移るにせよ、移らないにせよ
建設的に考える努力もせずに、文句や愚痴ばっかり言うのは
「おともだち」になる必要の無い、一部の人たちと同じになってしまいそうで
たまらなく気持ち悪くて、耐え難かったのさ。