親バカな話し

親なら、自分の子供は可愛いと思うのは当たり前ですが
寝顔を見ては「可愛い」と言い、ご飯を食べる姿を見ては「可愛い」と言い
冬用のふかふかした帽子をかぶせては「可愛い」と言い
片足を上げて靴下を履いている様子に、また「可愛い」と言い
ついに、ある日旦那さまに
「あなた１日何回可愛いって言ってるの？」
と、言われてしまいました。
「だって、可愛いじゃない」
「いや、可愛いけどさ」
親バカ、伝染。
そして、追撃。
「さっちゃんは、私と似てるんだって」
えっ？と言う顔をする旦那さまに
「だから、私は可愛いんだよ」
旦那さまは、いつものように笑って誤魔化そうとしたので
「可愛いと思わない？」
旦那さま、追い込まれた小動物のようになってしまいました。
「ね？可愛いでしょう？
まだ追い詰める。
逃げ場を失った可愛そうな小動物は
「可愛いよ」
と、小さく鳴きました。

勝った。

その、寝顔の可愛いさっちゃんは
最近、お父さんのお布団の上で、ころころ太って…ではなく
ころころ転がって、ふざけて遊んでいるうちに眠くなり
そのまますやすや…と、いうパターンが最近多く
我々親バカな２人は、あわよくば川の字で寝てやろうと
すやすやと寝ているさっちゃんの周りで
物音を立てない様に動いたり、ひそひそ声で話したり
うっかり音を立ててしまい、さっちゃんがびくっと動いたときなどに
声に出さず、顔だけで慌てふためく様は
他の誰かが見たら、まるで「こそ泥コント」です。
でも、さっちゃんは、大抵コントの途中で目を覚ましてしまい
（あなたたち、なにしてるの？）という覚めた表情で一瞥し
お部屋に戻っていってしまうのですが。

負けた。

そんなさっちゃんは、来年で23歳になります。

ところで、私を悩ませている「モンブランの呪い」ですが
今日は、お仕事の帰りも、「モンブラン」のことを忘れてはいなかったのですが
新たなトラップに引っかかってしまいました。
今夜、明日、明後日と、私は夜は家にいないので
夕食後に家族でケーキを楽しむ時間などなかったのです。
モンブランを１個買ってきて、自分だけで楽しむという選択もありましたが
出来れば、と言うか、やっぱり、さっちゃんと楽しみたい。
なので、日曜日まで「モンブラン」はお預けなのです。
楽しみは、後に取っておいたほうが美味しい…じゃなくて、楽しいもんね。