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”忘れた”、”記憶にない”という戦略

2024年02月08日 14時22分25秒 | 一言
 忘れた、記憶にないという戦略を続けられるのでしたら、ご自分の無能をずっとさらし続けるのだと―。統一協会の被害者たちが怒っていました。あまりの不誠実さに辞任をもとめて。
 統一協会のダミー団体から選挙支援を受けていたことがわかった盛山文科相。前回衆院選で推薦状をもらい、政策協定にあたる推薦確認書にも署名していたといいます。国会でただされ本人も「サインしたのかもしれない」と認めました。
 どいのは、そのとぼけた態度。関係者の証言が報じられても覚えていない、確認できないというばかり。推薦状を手にした写真を示され、ようやく「うすうす思い出してきた」とのべる始末です。
 宗教法人を主管し統一協会の解散命令を請求した責任者が当の相手とつながっていた深刻な問題です。被害者らが口をそろえて、任にふさわしくない、裏切られたと非難するのも当然でしょう。ところが岸田首相は過去は問わないとかばい更迭を拒んでいます。
 自民党が協会との関係を点検した際にも盛山氏は選挙支援を隠し文科相に就任していました。本人の非道さとともに名ばかり調査がくっきりと。裏金議員のリストも同様ですが、事実を明らかにしようとする姿勢がまったく感じられません。
 今月下旬には国と協会の双方から意見を聴く審問が東京地裁で始まります。「このままでは統一協会と戦っていくことはできない」。被害者の訴えは、いつまでも関係を断つことができない岸田政権と自民党に向けられています。




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