真相を語り文科相を辞任せよ
盛山正仁文部科学相と統一協会の癒着の疑惑が発覚しました。2021年の衆院選で統一協会の関連団体から選挙支援を受けたり、事実上の政策協定を交わしたりしていたことを「朝日」が報じました。衆院予算委員会で野党に追及された盛山文科相はおおむね事実と認める一方、同団体に選挙支援を依頼した記憶はないとごまかしました。岸田文雄首相は盛山氏の更迭を拒みました。文科省は宗教法人を所管し、盛山氏は統一協会の解散命令を請求した担当閣僚です。公正な審問のためにも統一協会と深い関係があった盛山氏に文科相を続ける資格はありません。
「よく読まずにサイン」
「朝日」6、7日付によれば、盛山氏は選挙公示2日前に統一協会の関連団体の会合に出席し、推薦確認書に署名しました。確認書には、改憲や「家庭教育支援法」制定など統一協会が掲げる政策が書かれていました。盛山氏は推薦状を受け取り、選挙期間中は関連団体の会員10~20人が同氏事務所で連日、有権者に電話で投票を呼びかけていたとされます。関連団体からの推薦状を手にしている盛山氏の写真も掲載されました。
6、7日の衆院予算委で盛山氏は「写真があるのであれば、推薦状を受け取ったのではないか」「十分に内容をよく読むことなく(確認書に)サインしたのかもしれない」などと無責任な答弁を繰り返しました。岸田政権では22年、統一協会との癒着が明らかになったのに「記憶がない」と言い逃れようとした山際大志郎元経済再生相が、世論の批判を浴びて閣僚の辞任に追い込まれました。
盛山氏は22年、自民党が所属議員に統一協会との接点の「自主点検」を求めた際、関連団体の会合に1度参加したとしていました。選挙直前の会合出席や選挙支援、政策協定については申告していません。23年の内閣改造で盛山氏が文科相として入閣した時には、統一協会に解散命令請求をする閣僚としてふさわしくないとの指摘が相次いでいました。盛山氏の新たな癒着が判明したことで、首相の任命責任が改めて問われます。
岸田首相は統一協会と自民党議員の関係について、「未来に向けて関係を断っていく」ことを強調し、過去の関係の説明については、それぞれの政治家任せです。自民党と統一協会の長年の癒着関係の解明に背を向け続けていることは重大です。反社会的カルト集団と政権党がどのように結び付き、政治にどんな影響を及ぼしたのか。そのことを全て明らかにすることなしに、統一協会と断絶することはできません。
首相自身の疑惑説明を
岸田首相は過去にさかのぼって統一協会と自民党との関係を徹底的に調査すべきです。首相は7日の衆院予算委で林芳正官房長官が協会関係者と面会していたことを明らかにしました。2年前の「自主点検」は穴だらけです。
首相自身についても、19年の自民党政調会長時代に党本部で統一協会関連団体トップと面談し、名刺交換などをしていたことが昨年12月、明らかになりました。首相は元米下院議長との面談であり、統一協会関係者の同席は「認識がない」と主張します。しかし、写真撮影もしており、疑念は深まります。首相は自らの疑惑の説明からも逃げてはなりません。
盛山正仁文部科学相と統一協会の癒着の疑惑が発覚しました。2021年の衆院選で統一協会の関連団体から選挙支援を受けたり、事実上の政策協定を交わしたりしていたことを「朝日」が報じました。衆院予算委員会で野党に追及された盛山文科相はおおむね事実と認める一方、同団体に選挙支援を依頼した記憶はないとごまかしました。岸田文雄首相は盛山氏の更迭を拒みました。文科省は宗教法人を所管し、盛山氏は統一協会の解散命令を請求した担当閣僚です。公正な審問のためにも統一協会と深い関係があった盛山氏に文科相を続ける資格はありません。
「よく読まずにサイン」
「朝日」6、7日付によれば、盛山氏は選挙公示2日前に統一協会の関連団体の会合に出席し、推薦確認書に署名しました。確認書には、改憲や「家庭教育支援法」制定など統一協会が掲げる政策が書かれていました。盛山氏は推薦状を受け取り、選挙期間中は関連団体の会員10~20人が同氏事務所で連日、有権者に電話で投票を呼びかけていたとされます。関連団体からの推薦状を手にしている盛山氏の写真も掲載されました。
6、7日の衆院予算委で盛山氏は「写真があるのであれば、推薦状を受け取ったのではないか」「十分に内容をよく読むことなく(確認書に)サインしたのかもしれない」などと無責任な答弁を繰り返しました。岸田政権では22年、統一協会との癒着が明らかになったのに「記憶がない」と言い逃れようとした山際大志郎元経済再生相が、世論の批判を浴びて閣僚の辞任に追い込まれました。
盛山氏は22年、自民党が所属議員に統一協会との接点の「自主点検」を求めた際、関連団体の会合に1度参加したとしていました。選挙直前の会合出席や選挙支援、政策協定については申告していません。23年の内閣改造で盛山氏が文科相として入閣した時には、統一協会に解散命令請求をする閣僚としてふさわしくないとの指摘が相次いでいました。盛山氏の新たな癒着が判明したことで、首相の任命責任が改めて問われます。
岸田首相は統一協会と自民党議員の関係について、「未来に向けて関係を断っていく」ことを強調し、過去の関係の説明については、それぞれの政治家任せです。自民党と統一協会の長年の癒着関係の解明に背を向け続けていることは重大です。反社会的カルト集団と政権党がどのように結び付き、政治にどんな影響を及ぼしたのか。そのことを全て明らかにすることなしに、統一協会と断絶することはできません。
首相自身の疑惑説明を
岸田首相は過去にさかのぼって統一協会と自民党との関係を徹底的に調査すべきです。首相は7日の衆院予算委で林芳正官房長官が協会関係者と面会していたことを明らかにしました。2年前の「自主点検」は穴だらけです。
首相自身についても、19年の自民党政調会長時代に党本部で統一協会関連団体トップと面談し、名刺交換などをしていたことが昨年12月、明らかになりました。首相は元米下院議長との面談であり、統一協会関係者の同席は「認識がない」と主張します。しかし、写真撮影もしており、疑念は深まります。首相は自らの疑惑の説明からも逃げてはなりません。
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