全労連・国民春闘が新春宣伝
都内5カ所 300人が参加
すべての労働者の大幅賃上げや労働時間短縮を実現させようと全労連・国民春闘共闘委員会は7日朝、東京都内5カ所で新春宣伝を行いました。約300人が参加し、「賃金あげて! +10%以上」「労働組合に入って交渉しよう」などの横断幕を掲げて通勤者らにアピール。「『給料上げて』と言えていますか。一緒に声をあげませんか」などと書かれたビラ入りのポケットティッシュ5000個を配布しました。
東京駅前でマイクを握った全労連の秋山正臣議長は、米国では多くの労働者がストライキに立ち上がり4年で25%の賃上げなどを勝ち取った組合もあるとして、労組に結集しストを構えて大幅賃上げを実現しようと訴え。先進諸国と比べて長い日本の労働時間への規制が求められているにもかかわらず、労働基準法見直し議論では長時間労働を助長する方向が打ち出されていると批判し、「政府がやるべきことは労働時間を規制し、働きすぎを止めることだ」と強調しました。
東京春闘共闘会議の矢吹義則代表は、先進国で2000~3000円の最低賃金が日本では東京都でも1163円だとして「遅れた日本の最賃改善は急務だ」と語りました。
日本医労連の佐々木悦子委員長は、仕事に見合わない低賃金や長時間労働で看護師・介護職員が不足する背景に政府の社会保障費抑制政策があると告発。一時金引き下げで年30万円以上減の職場もあるとして「社会保障予算を増やし、国の負担で大幅賃上げにつながる報酬引き上げを求める」と話しました。
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