日経新聞の世論調査でクイックvoteというのがあるがその調査によれば2月の内閣支持率63.7%であったものが今月4日調査で36.1%に27%あまり下落していることが分かった。元来、日経新聞自体保守的傾向のある読者が多いとも″一般的に″いわれているが、その調査でこれだけ下落したという事は(安倍政権にとって)大変な事態が進行している事を表している。最近では昼間ワイドショー的番組でも流されているという事でさすがに安倍氏もここまで拡散してしまった状況は得意のマスコミ制御術を使っても収拾不可能な事を示している。
日経によるネット調査の説明
日経電子版のネット調査は、IDを持つ登録会員が1回だけ投票できる仕組みのため二重投票の心配はありません。回答結果の偏りは日本経済新聞社とテレビ東京が毎月実施している定例世論調査(電話聴取方式、有権者の縮図となるようサンプルを抽出)との比較により傾向をある程度つかむことが可能です。
途中経過は全体の投票の割合だけが自動的に表示されますが、調査後の分析・解説で回答者の性別や年齢層の偏りなども明示いたします。
支持率急落に驚き 「支持しない」が61・7%
日経新聞電子版のインターネット意見投票「クイックVote」では、第312回「森友学園問題、真相どう解明?」(投票期間3月4~7日午後1時)が投票中だが、その途中経過は、6日の夜10時の時点で「支持する」が38.0%、「支持しない」が61・7%と、不支持が大きく上回っている。
投票は毎週行われているが、今年に入ってずっと60%以上を保ってきた支持率が、一気に20ポイント以上も下がった。初めて不支持率と逆転した。
シグマ・キャピタルのチーフエコノミスト、田代秀敏氏が言う。
「この意見投票は日経全体で唯一の“読者欄”でもあります。恐らく日経新聞の最もコアな読者層が主に投票しているのに、ここまで支持率が急落しているのは驚きです。
もともと安倍政権に好意的で、積極的に意見投票する人々がメーンなので、この調査は無作為抽出法による世論調査より支持率が上振れする傾向にある。
例えば、日経新聞とテレビ東京が2月24~26日に行った世論調査の内閣支持率は60%でしたが、ほぼ同時期(2月25~28日)の『クイックVote』で、内閣支持率は3.8ポイント高い63.8%でした。
『クイックVote』での支持率が40.3%にまで落ちてしまったのですから、無作為抽出法による世論調査では、支持率が30%台に落ち込んでもおかしくありません」 (以上 日刊ゲンダイ)