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マクロ経済そして自然環境

経済的諸問題及び自然環境問題に感想、意見を書く事です。基本はどうしたら住みやすくなるかです。皆さんのご意見歓迎です。

15~24才 非正規割合 47%に。

2012-09-08 12:06:02 | Weblog

この間の政府調査によると15才~24才の非正規の割合が47%に達したとの事である。昨日の7時30分からのNHKドキュメンタリーで報道がされておりました。新宿の公園で炊き出しが400 か500行われているとの事であった。派遣村はなくなるどころか未だ未解決のまま取り残されていると言う事でしょうか。其の中で20代、30代の生活保護を受ける若者が増えているとの事であった。インタビューされた中では20代でホームレスになってしまった若者が答えていた。高校卒業後メーカーに勤めそこをやめて飲食店関係の仕事についたがいじめにあい、そこを止め結果的にホームレスになっているとの事であった。地下街の試食を食べ、夜になるとダンボールの紙をもって地べたで寝ると言う生活である。

 

他には若者中心の生活保護からそれを脱するように取り組んでいる民間団体の紹介であった。多いのは職場でいじめに会った人達や又其の中で心に障害を負った人達までさまざまであったがその民間団体のスタッフによれば、中々そこから抜け出すのは難しいと言う事であった。最近の所謂生保バッシングではそれで楽をしているのだろうとか言う主張があるように見受けられますが、しかしながら果たして20代、30代で生保を受けそこから脱することが困難な生活になんの希望があるか考えてほしいのである。

 

 またここでこの数字を見るなら非正規の問題は極めて深刻な社会問題であろうということである。この数字で言うなら高校卒業して働くと言う場合、恐らくは二人に一人は不安定雇用に就いているという事であり、そこから言うなら”誰がホームレスになってもおかしくないと言う状態である”。経団連等々から日本的雇用、終身雇用の破壊が言われて久しいがそれが実現した今この日本と言う国がどうなってしまっているのかよくよく考えてほしい物である 経営者団体と言えど日本人である事に違いは無いであろうから。

 

 

 

 

またここで一言しなければならないのは次期総選挙でやはりこの非正規をどう解決するかは一大問題であるという事である。パフオーマンスだけで後なんの経済政策もない例の団体が”一定の”(今後どうなるか些か微妙と思えますが  やや本日でも馬脚を現しそうですが)支持を受けるかのように言われていますが、我々有権者は自ら情報を集め又発信し、自分の判断でこの国の将来が些かでも明るいほうに向けるようにしなければならない。

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2 コメント

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Unknown (やまだ)
2012-09-08 14:33:30
政府がどのような対策を練っても、社会が好景気になろうとも、派遣社員など、非正規雇用が撲滅して希望者全員が正社員になれるような時代は二度ときません。小泉構造改革でわが国は派遣雇用を解禁しました。これはパンドラの箱です。解禁前の時代には決して後戻りできません。派遣労働を認めない時代に戻せという主張は携帯電話のない時代に戻せと主張するくらい無茶です。もはや非正規雇用は日本からなくなりません。派遣は事実上の奴隷労働ですが、すでに必要な労務者として日本社会のシステムに組み込まれているのです。増えすぎた大卒全員を正社員にはできません。モノが異常に安い社会底辺をささえる構成員として一定数のフリーターの存在が社会的に必要とされています。今後の政治は非正規労働者・ニートたちが老後、医療や年金、介護、生活保護をなるべく受けらず野たれるように理論構築し法整備するでしょう。政治的に結束しない(できない)フリーターニートは票に結びつかず、政治家はなんの配慮もしません。政治家は遊びでやっているのではないのです。
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全ての政治化がダメとは限らないのでは。 (tetuzi1919)
2012-09-09 13:50:12
”政治家が票にならないような事はしない”と言う事ですが、全部が全部そうとは限らないと思います。数的には多くないとは思いますが。又ニート等は票にならないにでと言う事ですがこれだけ非正規が増えるとやはりそれはもう社会問題と言うべきであって、派遣等も元には戻らないという事ですが戦前、人だし業とされた物が一旦は戦後禁止された訳で今後の政策次第だと思いますし、子を持つ親であれば其の点の関心は高いと思いますし、そこから”票”に繋がっていくと思います。(tetuzi1919)
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