知事選も、いよいよ終盤である。知事選でも考えなければならないのは非正規労働の問題であって東京都で働く公務労働者がどの位いいるか調べてみると
- 東京都職員定数条例 33,026人(知事部局等及び公営企業)
- 全任命権者総計 166,665人
となっている。
全国で見ると公務労働者の内4割は非正規が占める。この間、やばなしで増加し現在約74万人が非正規という事になっている。これは維新とかの主張では公務は「安ければ安い方がいい」と言う主張であり、都がその非正規を正規労働者に切り替えていくという話は聞いたこともない。つまりは小池都知事はそんな事はやっていないという事であろう。公務が率先して非正規を放置するなら社会では非正規は増加の一途をたどる。
これはコストで考えるなら安い方がいいと言う事になるが、それは他面では労働者は、消費者になるわけであり、非正規が増えれば増えるほど購買力は落ちる訳であり、慢性不況に拍車をかける。本当にこの日本国の30年来の慢性不況から脱却しようと思うならまずは非正規の正規化を図るべきであり、公務はそれを率先して行うべきである。
小池氏は元々が自民の出で、今回知事選でも自民党本部は表に出ないが(裏金批判が恐ろしいので)その分、自民の都連は小池氏を推している。正しく小池氏への1票は自民への1票であり、自民がこの間の非正規化を率先して進めてきた経過から言うなら小池氏への1票は慢性不況への1票でもあり、又非正規は増えれば増えるほど社会は不安定化するわけで社会の安定を望むなら、反自民の市民の合同候補である蓮舫氏へ1票を入れるべきであろう。