丸底フラスコのブログ(goo版)

ヤフーブログからの引っ越し組

マイホームを背負う幼虫

2010-09-19 23:06:26 | 無題
今回は虫の記事なので嫌いな人は退避推奨~。



「幼虫図鑑」で前に見て、気になっていた蛾の幼虫がいます。

実物にお会いしたいとは思っていましたが、今日庭の柿の木の根元で、動くゴミを発見。


本名がいまだに暗記できていない。
マルハマダラ…? マルヒロ… えっと…

調べました。正式には
マダラマルハヒロズコガ


おうちをしょって歩く、みのむしのような奴です。

この子のマイホームの大きさは1cmくらいとミニミニ。(どこまで大きくなるのかは知りません)
デジカメで撮ったらどこに何が映ってるのかわからなかったので

久々登場、USBカメラ


マイホームの材料は、土とか枯葉とか、木の皮なんかだと思われます。
みのむしのような「入れ物状態」ではなく、うすべったいひょうたん型(幼虫図鑑には軍配型ともかいてあった)
をしていて、出入り口が両端にあるという変わった形をしています。

中にはこれまたちーさい幼虫が入っていて、ぴょこぴょこと頭が出たり入ったりしていました。

頭だけちょっと出た状態。カメラの焦点距離がシビアなのでボケています。柿の葉っぱの上で撮影。

イメージ 1



出入り口が両方にあるので、何かあればすぐ逆向きに逃げることができる機能的な家ですが
ちょっと歩きづらそう。

イメージ 2

少々家の外に体を出して、その分家を引き寄せる、みたいな歩き方でした。
なので、突然このひょうたん型のものがぴょこっと動くわけです。
幼虫の全貌はわかりませんが、出たとこだけ見るとこんな風に縞々。


幼虫図鑑で成虫もみましたが、じみ~な典型的な姿の蛾でした。
その名の通り、羽が丸くてまだら模様がありました。


誰に教わるわけでもないのに、こんなマイホームを作ってしまうんだから
生き物は不思議です。 おもしろいね~

写真を撮った後は柿の木の根元にもどしました。