漫画とか雑誌、解説書は数冊買いましたが、「本」を買ったのは
もしかして2018年になってから初めてかもしれません。
活字離れが著しい今日この頃。終わっとる。
文字がいっぱいの「ほん」だよ!
下町ロケットの新しい版とどっちを買おうか………と悩んだ末、明日からのドラマで見ることにしました。
また昭和の子供よろしく時間前にテレビの前に正座する日々がはじまる(いまだに録画機器なし)。
あれ読み始めたらほかの事手がつかなくなるし!
ビートたけしさんの
「ゴンちゃん、またね。」

犬のゴンちゃんと飼い主の則之の間の話なのですが
死んじゃったとかの悲しいお別れ話ではありません。
ああ、よかったねという希望もあるけど、うーん一緒にはもう暮らせないのねという寂しさもある、ちょっともどかしいくらいの終わり方です。
仕事がらみで則之と出会う人たちもなかなか癖すごい。
則之は小説家の夢を持っていますが、食べていけないのでテープ起こしの仕事をしています。
出版社の友人と一緒にインタビューした話を記事にするんですが、そのままじゃ記事にならない。
どうやってまとめるか……これも「ゴンと俺が食っていくための仕事」と割り切ってかかります。
そうだよなあ割り切らないとホントやってられないよなあ。
ツービート時代のネタや、たけしさん自身いろんな人に出会ってきたことで生まれた登場人物(いや、実在じゃ……?)に囲まれる日々。
だから余計に「ゴンちゃん」という素朴な、かかわる人間と真逆の存在が心のよりどころになってるのが際立ちます。
あんなのばっか相手にしてたら「まっとう」なのがおかしいような錯覚に陥りそうだ。
そんな心のよりどころのゴンちゃんが突然いなくなってしまいます。
親心に付け込んでくる酷い奴もいましたが、その描写も
どことなく映画と同じ登場の仕方だな、勝手に映像化するとしたら
BGMも何もなく、淡々といたずら電話のシーンだけが流れるんだろうな、
なんて思いながら読んでました。
自分もインコ飼ってて逃げてしまったとき、探してその辺うろうろしたことがありますが、
「怖い目に逢ってないか」
「食べられちゃったりしていないか」
「でもどこかで優しい人に保護されてないか」
という心配は当然しましたし、ものすごい後悔しました。
それだけに共感できる部分が大きい。
私は結局見つかりませんでしたけど、この本では再会を果たします。
ものすごい感動のラスト!とか、スカッと気分爽快!みたいなものはなく、
日常の話が淡々と進んでいきます。
だけど泣いた。
なんだろうじわじわ目の奥が押されてる感じで泣きました。
もうこの辺で。
数年前やってた「オモクリ監督」のある回が「朝」というテーマで、
たけしさんが「俺も作ってみた」と出したまるで短編映画のような
作品があるんですけど
なんかそれに通じるものがありました。
吉田羊さんがぼろ泣きしてたのですが誰かみてないかーー?
お時間のある方は是非読んでください。
挿絵もカラーでキレイ。
そんなに長くないし、文字も大きいので読みやすいですよ。
もしかして2018年になってから初めてかもしれません。
活字離れが著しい今日この頃。終わっとる。
文字がいっぱいの「ほん」だよ!
下町ロケットの新しい版とどっちを買おうか………と悩んだ末、明日からのドラマで見ることにしました。
また昭和の子供よろしく時間前にテレビの前に正座する日々がはじまる(いまだに録画機器なし)。
あれ読み始めたらほかの事手がつかなくなるし!
ビートたけしさんの
「ゴンちゃん、またね。」

犬のゴンちゃんと飼い主の則之の間の話なのですが
死んじゃったとかの悲しいお別れ話ではありません。
ああ、よかったねという希望もあるけど、うーん一緒にはもう暮らせないのねという寂しさもある、ちょっともどかしいくらいの終わり方です。
仕事がらみで則之と出会う人たちもなかなか癖すごい。
則之は小説家の夢を持っていますが、食べていけないのでテープ起こしの仕事をしています。
出版社の友人と一緒にインタビューした話を記事にするんですが、そのままじゃ記事にならない。
どうやってまとめるか……これも「ゴンと俺が食っていくための仕事」と割り切ってかかります。
そうだよなあ割り切らないとホントやってられないよなあ。
ツービート時代のネタや、たけしさん自身いろんな人に出会ってきたことで生まれた登場人物(いや、実在じゃ……?)に囲まれる日々。
だから余計に「ゴンちゃん」という素朴な、かかわる人間と真逆の存在が心のよりどころになってるのが際立ちます。
あんなのばっか相手にしてたら「まっとう」なのがおかしいような錯覚に陥りそうだ。
そんな心のよりどころのゴンちゃんが突然いなくなってしまいます。
親心に付け込んでくる酷い奴もいましたが、その描写も
どことなく映画と同じ登場の仕方だな、勝手に映像化するとしたら
BGMも何もなく、淡々といたずら電話のシーンだけが流れるんだろうな、
なんて思いながら読んでました。
自分もインコ飼ってて逃げてしまったとき、探してその辺うろうろしたことがありますが、
「怖い目に逢ってないか」
「食べられちゃったりしていないか」
「でもどこかで優しい人に保護されてないか」
という心配は当然しましたし、ものすごい後悔しました。
それだけに共感できる部分が大きい。
私は結局見つかりませんでしたけど、この本では再会を果たします。
ものすごい感動のラスト!とか、スカッと気分爽快!みたいなものはなく、
日常の話が淡々と進んでいきます。
だけど泣いた。
なんだろうじわじわ目の奥が押されてる感じで泣きました。
もうこの辺で。
数年前やってた「オモクリ監督」のある回が「朝」というテーマで、
たけしさんが「俺も作ってみた」と出したまるで短編映画のような
作品があるんですけど
なんかそれに通じるものがありました。
吉田羊さんがぼろ泣きしてたのですが誰かみてないかーー?
お時間のある方は是非読んでください。
挿絵もカラーでキレイ。
そんなに長くないし、文字も大きいので読みやすいですよ。