ちょっと恐かった話3

今日テレビで、離婚の再現ドラマみたいのやってて
占いにお金をつぎ込んで大変なことに……というところをちょっと見ました。
恐いですね～普通の箒が十数万円て。
 
 
あそこまでじゃないんですが、アヤシイ香りのするものを見たことがあります。
 
 
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7～8年くらい前だったと思う。
 
ある日母が、近所の人に「チタンシール」をもらったという。
チタンシールは以前、ゴルフをやる伯母がくれたことがあるが、わりと値段のするものだった。
 
２cmくらいの丸いシールで、スポーツ選手が体に貼ったり、肩こりにいいとかいわれている。
母が肩こってしょうがないというので試しに１シートくれた。
 
 
そんな高価なものを、その人は一箱まるっとくれたのだ。
エーなんで？？？と思い値段を見ると1,000円。
シールの数もそこそこ入ってる。うーん、どうして？？？
 
中を開けてみると、伯母のチタンシールのマークとは違うマークが印刷されていた。
まあメーカーによって違うんだろう、と思って一枚はがす。
 
チタンシールって黒っぽくてしっかりした厚みだけど、これは裏も表も肌色。そして薄い。
どーーーーー見てもピップエレキバンの磁石なしにしか見えない。
 
 
チタンのチの字も感じられず、怪しんでよく箱を見たら大変なことが書いてあった。
 
（以下文章は完ぺきに記憶しているわけでないので、こんなことが書いてあったという程度で読んでください。）
 
 
 
 
 
このシールはただのシールです。
 
 
 
 
……( ゜Д゜)　えっ!？
 
 
 
 
 
 

このマークは宇宙からのパワーを吸収します。

(貼り方の絵が描いてあり、首筋とか肩の筋に沿って、ぞろぞろぞろっと沢山貼ってある。
なるほど量も入ってるわけだ。)
 
 
 
 
効き目が感じられないときは信念が足りません。
強く念じてください。
 
 
 
 
 
 
 
Σ(　Д)゜゜　マジで!!??
 
 
 
 
 
 
 
まさにイワシの頭も何とやら……
ほんとにこういうのあるんだなあと衝撃を受けたのと、
買わされなくてよかったなあと思ったのと、
一体どういうつもりでうちにくれたんだろうと勘ぐってしまったのと
いろいろ混ざって笑うしかなかった。
 
 
エレキバンのシールの効き目がなくなったら、磁石をこっちに貼り替えればいいんだよ
とか、
蚊にさされたらパッチ代わりにはっておこう
なんて、呪われそうな使い方しか考えつかなかった。
 
今となっては、結局どうしたか母もわからなくなってしまった。
 
ご近所さんが不思議なものをくれたのはその一回だけで
その後別に不振なことは何もないし、そのおうちも普通だ。
 
きっと、その人も誰かにたくさんもらってしまって
どうしていいか困ったのではないかと推測している。
（て言うかそういうことにしておきたい）
 
 
この後、薬や化粧品で「効き目がないなあ」というと
「信念が足りないんだよ」と返すのがしばらく定着してしまった。
今もたまに言うけど。
 
 
 
一体なんだったのでせう……
 
 
 
 
どうでもいい追記
ちょっと恐かった話は３回目だったんで、タイトルに３をつけました