7月2日、好天に誘われて、白糠から本別までの国道沿いの、樹木の若木を撮影しようと、9時にキャリーで釧路を出発した。この日は女房が多忙で、久しぶりの長距離運転となった。
国道392号線を、安全のために、道東自動車道工事のダンプの往来をを避けて、上茶路から釧勝峠(二股からは国道274号線)までの行程で走行した。
もっとも多く目についたのは、オニグルミとヤチダモだった。これは、と思う木があると、まず、駐車スペースを見つけて車を止め、カメラを持って目的の木まで歩いて戻るのだが、30度近い暑さの中を藪に入るのは難儀だった。
ヤチダモについては、6月11日投稿の≪タモノキ三種類≫を参照。オニグルミは、昭和20年代半ば、少年の頃の山遊びの記憶と密接に結びついている。大木によじ登って、枝先の実を採る。下に落とした実を友人が集めて麻袋に入れる。家に持ち帰り、渋のある実を腐らせるため、土中に埋める。頃合いを見計らって掘り出し、水洗いをして腐った実を取り除く。きれいになった核(クルミ)を、薪ストーブの上に載せて炙る。香ばしい種を食べるための手慣れた行程だった。
写真の木は、まだ樹齢10年に満たない若木だが、20年後には立派に生長することだろう。その木姿を、私が生きて見られるかどうかは分からない。
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