六月七日は午後に委託業務があるのに、女房がシイタケの呼ぶ声がするというので、付き合って午前ちょっとKFR2の山に入った。気温が低くても、いつの間にか山は初夏の様相を呈している。少年の頃から恨み深い、毒々しいツタウルシが一面に葉を広げているではないか。触れないように十分注意しながらミズナラの倒木を順次辿っていく。
ここはシイタケ採りの銀座通りだが、名人でも採りこぼしはあるもので、女房はバイケイソウの陰や倒木の裏を丹念に確かめ、かなりの量を籠に入れている。キノコに対する執念の違いだろう、私の四倍は採っている。シイタケのおまけだが、コースの終わり近くでヒラタケをほんの数個採取したのは嬉しかった。
帰宅後、山菜撮影用に購入した笊を早速利用し、見栄えのよい個体を並べて、はい、パチリ。今宵の剣菱の肴、シイタケのベーコン巻きはさぞかし美味なことだろう。ここ数年、私は必ずしも体調良好ではなく、女房の山菜採りの付き人はかなり負担が大きいが、"as often as possible"の精神を失わないようにしたい。「老前整理」も、やる前に老いては話にならない。
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