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取引きをされない理由は営業マンにある。

2008年04月21日 | 【アクロス】 あこちゃん社長の日記
 人に対して穏やかに接し続けてみると、必然と相手は本質を見せてくれる。
新人営業マンが諾々に汗をかきながら、マニュアルで学んだ片言の営業トークを懸命に話す姿は初々しくて、沢山励ましたくなる。
余所の会社の人であっても、頑張る姿を見ると
『そんなガチガチになって、シドロモドロになっていたら聞いている方が冷や汗をかいてしまうから、慌てずに落ち着いて・・・まずは世間話や自分の出身地の話等、自己紹介をしながら気持ちを落ち着かせて、それから本題に入った方が良いのでは?』等・・・アドバイスを加える事も少なくない。
私は、営業マンがどんなに一生懸命であっても、どんなに内容が良い商品であっても、一度や二度の訪問では絶対に取引きはしない事にしている。
これは、同情まがいに取引きをしては今後の本人の為にならないからです。
先日、ある営業マン(この方はベテランの方)の話を聞く機会がありました。
説明だけと言う事で、話を聞く事にして・・・
真面目に仕事に取り組む姿や、商品のシステムには優れた物であるようでしたが、
関心はあっても特に必要性の無いものなので、(こういう物がある)と勉強し、後々考えても良いかと思っていると、ベテラン営業マンにとっては、そうは行かない様子。連日、こちらの都合にお構い無しに電話をかけてくる。
こちらの状況等、全くお構いなく長々と説明を始めてしまう。
きっと、こんな感じになるのではないか?とは分かっていたけれど・・・。
やっぱり・・・と言うのが、正直な感想であり私の中では既に、この営業マンは良い商品を提供してくれる会社の人ではなく、この会社の営業マンでしかない。
当然ながら営業マンは会社の利益の為に必死になる事はわかっていても、連呼して『私の為だから』と言っていた。
何が言いたいかと言うと、いい人気取りの営業にはボロが出るという事。
何度、取引に応じられない理由を話しをしても引き下がらない姿に、もう信頼感は無くなってしまった。

こういう営業は、寂しいと思わないか?と思う。
大きな会社で、一人のお客様を逃しても小さな損害にしかならないけれど、小さな会社では取引の小さな一人のお客様がどれだけ大切なお客様であるか・・・。
私は街の小さな不動産屋さんだから、知名度もないけれど信頼を得る為の細かな努力は惜しむ事は出来ない。
だから数回で、お客様との信頼関係を失ってしまうような営業は出来ない。

商品に興味を持っているかのように接したり、何も知らない振りをした時や、気にしていない様に見せた時、本質を出して来る人は多い。
営業マンは話上手でなければ売上に繋がらないのかもしれないけれど、話上手とは
聞き上手になる事でアピールするばかりではいけない。
どれだけ自分を信頼してくれるお客様を掴めるかを考え、実践し続ける事が出来る営業マンこそ、本物の営業マンだと私は思っている。