思いついたら

日記代わりに

故郷

2008年03月10日 | 日々の暮らしで思うこと
故郷といっても、東京都下で生まれ育ちましたから、田舎という感じではありません。それでもたずね歩くと色々な記憶が呼び覚まされます。一番近所の商店街は、お茶屋、ラーメン屋が2件、クリーニング屋が2件、パン屋、酒屋、魚屋、八百屋、散髪屋、肉屋、電気屋、硝子屋、大判焼き屋があって、生活するには充分でした。今残っているのは酒屋、肉屋、散髪屋、硝子屋の4軒だけです。家並みも変わり、道路もふえましたが、生活感は薄れてしまいました。生家はとうの昔に姿を消したのですが、その場に佇んで目を閉じると、今でも鮮やかに想い描くことが出来ます。でも記憶の中だけ。そこでしか会えないものが少しずつ、少しずつ増えてゆきますね。