みそ汁はたまご入り

群馬の山奥・通称ムーミン谷に住んでいる プライベーターラリーストのライブログ

ロールセンターアジャスター

2010-06-19 14:19:39 | たまご足オリジナルダンパー

GDBのロールセンターアジャスターをノーマルに戻しました。

ガタが出ていつ折れてもおかしくない状況だったので

純正に戻しましたが、

1815

予想通り非常に動きが良くなりました!

ロールセンターアジャスターとは文字通り

車高を落とすなどして変化してしまったロールセンターを

元の位置に修正する!というパーツです。

一般的に車高を落とすと1G状態でロアアームが水平より

上を向いてしまいます。

そうするとロールセンターが下に上がりロールモーメントが

大きくなるので逆にロールしやすくなるので、

ロールセンターアジャスターを入れてやることにより

ロアアームの角度を適正化しロールを抑える!

というのがうたい文句です。

古くは86で車高を下げた時にロールセンターが変わらないように

86のフロントストラットとロアアームの間入れるカラーが

ロールセンターアジャスターとして

売り出されたのがこの手のパーツの走りだった気がします。

で、ここからは「ターマックラリー用」サスペンションという前提での

話になりますが、RSAはインプレッサのようにナックルとロアアームの間

のボールジョイントを延長するタイプが一般的ですが

これはラリー的に考えると怖くて絶対にイヤですよね!

特にインプなどはこのボールジョイントが壊れやすいし

(実際この車も純正のボールジョイントにガタがきたので

RSAに交換したようです。)

ラリーでは良くこのボールジョイントが折れてリタイヤする

車が多いですよね!

その部分を伸ばしたら、更にテコ比が増えて簡単に

折れてしまいやすくなるのは間違い有りません!

ここが折れたら、コントロール不能になりますからね・・・。

危険性もさることながら、車高短、硬いバネ、ハの字は

ターマックラリー的に言わせて貰えれば「昭和のセッティング」ですね!

タイヤが進化し、それに併せてサスペンションも進化した現在では

タイヤの性能を引き出す為にサスペンションをしっかりと

動かしてタイヤを路面に接地させるセッティングになってきています。

ですので車高を下げるのもほどほどにして、伸びストロークは

十二分に取り、足を大きくストロークさせるとキャンバー変化も

大きくなってしまうのでほどほどのキャンバー角に抑えるのが

主流だと思います。

で、話が戻ってこのインプレッサは今説明した

今風のターマックラリーセッティングになっています。

RSAから純正に戻したらどうなったかと言うと

「インプレッサ」らしさを取り戻しました

インプレッサ特有の「ひらり感」が戻りました。

ロールセンターが上がったので「ロールしやすく」なったんです

インプのフロントがスッと入る動きに戻りました。

今までの仕様だとどうセッティングしても

フロントの鈍さがあり常にアンダー傾向でした。

インプの用に旋回軸が中心の車は

フロントがトレースラインよりもアウトに位置してしまうので

常にフロントが入ってこないとアンダーになってしまいます。

簡単に言えばグングンフロントが巻き込む様になりました!

これがインプの動きですよね~

人それぞれ色々な考えがあるでしょうから

こういう考え方!セッティング方法も有るんだな!

程度でご理解いただけると幸いです