みそ汁はたまご入り

群馬の山奥・通称ムーミン谷に住んでいる プライベーターラリーストのライブログ

クランクインデックスポジション

2013-08-20 18:17:28 | MOTEC・LINK・GEMS・ECU

MOTEC含めてフルコンは非常にセッティングの自由度が

高いのが魅力ですが、逆に最初はただの空箱なので

一からその車に合わせて設定していかなければならないのが

フルコンが嫌われる理由の一つかもしれません

一番面倒な初期設定が終わってしまえば、その後は

セッティングするだけで良いと思っている人が多いですが

フルコンの場合は必ず現車に合わせてセンサーの

キャリブレーションを取ら無ければならない箇所があります。

MOTECの場合は、まず最初にセッティングする前に

①スロットルのLo、Hi(全閉、全開)位置の調整

②クランクインデックスポジションの調整(点火時期)

③ラムダセンサーのキャリブレーション補正

これは最低限個体差を調整する必要があります。

更に言えば

④圧力センサーのキャリブレーション補正

⑤カムコントロールのキャリブレーション補正

⑥吸気温、水温等各センサーのキャリブレーション補正も

必要になりますが、④以降はログを見ながら確認して

大きくズレが無ければそのままでOKだと思います。

①のスロットルのLoHiは特にセンサーも必要無いので

簡単に出来ます!

③のラムダセンサーのキャリブレーションもMOTECの

ラムダセンサーにはキャリブレーションナンバーが打って有るので

その数値を入力すれば自動で補正してくれます!

②の点火時期のキャリブレーションが1番厄介です!

やり方は簡単で昔の車の用に1番のプラグコードにタイミングライトを

当ててクランププーリーの点火時期の数値とMOTEC上の点火時期が

有っているか確認する!ズレていればクランキングインデックスポジションの

数値を調整して点火時期を同調させるのです。

ただ最近の車はダイレクトイグニッションなのでプラグコードが有りません!

なのでタイミングライトを使えません!

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そこでこのイグニッションスパークテスターの出番です!

本来はきちんとスパークしているか確認する工具なのですが

プラグコードの代わりに使えます!

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ダイレクトイグニッションを外してこのテスターを繋ぎ
コードの部分にタイミングライトの端子をセットします。

この状態でMOTECテストアドバンスモードにすると

全ての回転域で設定した点火時期になります。

10°や15°などに設定すればエンジン回転の上下動

圧力の変化など関係無く一定の点火時期に固定されます。

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その状態でタイミングライトを当てて現車の点火時期を

確認します!その点火時期にズレがあればMOTECの

クランクインデックスポジションの数値を調整して同調させます!

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何故かスバルは車によって大きくズレている事が

多いので注意が必要です!

ベースMAPやスタートMAP、他の車のデータは信じないで下さい!

ベースMAP等はあくまでそのデータを取った車の数値です!