トドママのあるがままに

難病指定を受けている母親です。
笑顔を忘れないように、そんな思いだけでつらつら書きます♪

厳しさとは

2021-06-01 15:09:02 | 日記

私は夫に「人にも自分にもこんなに厳しい人は見たことがありません」と言われたことがあります。

もちろん、これは夫婦だから余計に厳しくなる側面もあるため、客観的な事実とは到底言い難いです。

でも、平均的な話からすれば厳しいんだろうなあと思ってはいます。

 

ところで、私は夫のクリニック〜と言いながら、普通に従業員でしたから、一時期はかなり出入りをしていました。

というのも、とにかく人手が足りなかったからです。

猫の手も借りたいの「猫」ですよね。

 

多分、ママ友さんが聞いたらびっくりするかも?

手伝っていることは家事手伝いってな感じで、全く仕事という気分ではなかったです。というのも、夫も家に仕事を持ち帰りますしね。カルテは持ち帰らないけれど、開業すればものすごい雑務の嵐だったので。個人情報ゼロの仕事は思いの外どっさりあるんです。

その中で、私は従業員さんと仲良くなったりできました。

立場をわきまえなさいよ、と思うけれども、雇用主と従業員だと割り切って付き合い切れるほど器用ではないんですよね。

だから、どうしても踏み込みすぎちゃうみたいです。

私の中で「従業員さん」って言葉はしっくりこないです。友達であり先輩であり後輩であり同士って感じで。

家族だと思おうとするとちょっと重いので、そこは我慢してます 笑

 

で、そう踏み込んでも平気な方々が、今も働いてくれているような気がします。

私が病気で離脱しても、変わらずにクリニックを守り、それどころか成長させてくれて、感謝しかありません。

ほんっとに優秀なみなさんで、そして共通することは、私よりずっと厳しいってことです。

厳しくないと、人に優しくすることなんかできないんだと、みなさんから学びました。

だから、私ももっと良い意味で厳しくならねばと、そう思うのです。

 

理念や理想はものすごく崇高なんですけどもね。

エピソードは結構笑えます。

今日は人生では後輩の従業員さんのお話を。

現場で大混乱だった時、出張がてら、娘の幼稚園のお迎えに一緒に行ったことがあります。

「やばい!時間間に合わない!」

とか言って幼稚園に延長のお願いの連絡をしようとしたら

「え?じゃあ、いきましょう!幼稚園のお迎え!」

みたいになって、車でブーンと。

緊張感のある現場の雰囲気と、超牧歌的な幼稚園のお迎えのギャップは、毎日体験している私でもちょっと驚くほどで。

「私は、毎日こんな世界で生きてるのよ。」

と話した気がします。

「初体験!」と思いの外喜んで体験してくれた上で、また若干シビアな業務に戻るという 笑

娘も娘で「あれ?一緒に来てくれたのー?」みたいな。テンション上がりまくりの超自然な出来事 笑

仕事と家庭がどれだけ入り乱れていたかがわかりますね。オンオフなし!

でも、オンオフなし、で働けるならそれはそれで幸せなことだなあと思っているのです。

 

そんな彼女はコロナのせいでしばらく帰郷していたのですが、先日再度働きはじめてくれましたー。

悲しいことがあれば、嬉しいこともあるもんだなあ、としみじみ。

ほぼ開業当初から働いてくれているので、クリニックの看板を作ったり、お互い資格に落ちたの受かったのとわいわい話したり(落ちた資格はお互いぴったり2点足りなかったので落ち込む隙もなく大爆笑しました)、お互いの持病を心配して喧嘩をしてみたり。

掃除のやり方を工夫している最中に。待合のソファーが汚れちゃうなんて話がありました。理由はボールペンが多かったんですね。うっかり書いちゃう。それは仕方ないことだけど、どんな薬液を使っても落ちないから困ったね、なんて話してたところ。汚れにくいボールペンを使って貰えばいいんだ!と探してきてくれて、これ買おう!とか提案してくれました。

自立支援の台帳を作ったのは私ですが、もう雑で。ブラッシュアップは全部彼女。

ほんとに一緒にクリニック作ったって感じでした。

喧嘩とかは、夫にしてみれば、ただの妻のくせに何やってるのって感じなんですけど。

まあ、それが私だし、それくらい大変だったんで、仕方ないよなあって言ってます 笑

私はごめんよーって今でも思ってます。

でも、私も私で結構ガツンと怒られて。「どれだけ心配してるかわかってるんですか?」と言われ、最初は抵抗していたものの、何度か言われたので「え?そんなに心配かねえ?」と思って鏡を見ました。ちょっと本気でやばいのかもしれないと思ったために、少し業務を離れることにしたんです 笑

こうやって復活できそうなのも、あそこで怒ってもらえたおかげだなって思ってます。

生き急いでいたんで、やれることやっておかないとって思って無茶してたんでしょうね。

そんな彼女も今は、立派で頼もしいスタッフさんです!(心理士さんで事務さんでワーカーさんで、スーパースタッフさんです。)

 

こうやって出来上がっていったクリニックで、優しさがどんどん膨らんで、患者さんたちも笑顔になって、社会でみなさんが活躍されたり笑顔の輪を広げてくれたりって、どんどん広がっていったらいいなあって思っています。

私もそろそろ復活するぜよー!!


好きなところは何ですか

2021-06-01 09:11:16 | 育児

娘にこんなことを聞かれました。

私の好きなところはなに?と。

 

大前提として、自分のことを母が好きであるということは疑いの余地がないんだそうで 笑

それを踏まえた上で、どこが好きなのか、と聞いてきたのです。

 

ちょっと考えまして。

「そうね、好きってこことか、それとか、なかなか言いにくいのかもしれない。だって好きなんだもんってことなのかもよ。」

「んー?」

納得のいかない娘はやっぱり聞いてきたので。

「だってね、あなたは騒がしくって、よく泣くから困っちゃうこともいっぱいあるし、何やってるんだろうっていう作品ばっかり作って部屋はちらかるし、勉強からは逃げ回るし、ご飯を食べるのは遅いから全然片付かないし。でも、そういうところがかわいいなって思うこともあって。いっぱい笑っちゃうし、可愛くて大切な作品もあるしね。結局なんだかんだで好きなんだよねー。」

「ふうん。」

「じゃあ、お母さんの好きなところはどーこー?」

「うーん。うーん。怖いところをくり抜いたら、ぜーんぶ!」

「ほら!詳しくは話せないでしょ。」

「ほんとだー。」

とまあ、こんな会話になりました。

 

旦那さんの嫌いなところは?と聞くと100個でも挙げられるのに、

旦那さんの好きなところは?と聞くと10個も挙げられないと聞きますよね。

 

これも実はこんな理由が奥に隠れているのかもしれません 笑

嫌いには理由があるけど、好きには理由がないのかな、なんて思った出来事でした。