St. John of the Crossの生き方に憧れて

受洗後、最初に買ったカトリックの本が「愛への道」。相応しい生き方をしてない。彼に倣う生き方が出来るよう心がけたいです。

東京の写真、日記など、取り留めも無く、節操も無く、ただ退屈に・・・

2010-03-20 20:28:26 | Weblog











C.Baudelaireより
堀口大学氏訳
「夕のしらべ
   時の来て、花柄の上にわななきて、
   いま、花々は香に匂う、焼香炉もさながらに。
   音と香気と、夕ぐれの空気に溶けつ。
   ああ、なやましの円舞曲かな、ああ、ものうさの眩惑!
   ・・・・
金子光晴氏訳
「暮れ方のハーモニー
   花茎でゆらぐ花花が、いまこそ、あたりに、
   振り香炉のように、にほひをまきこぼす。
   たそがれの大気のなかに、溶けてたゞよふ音の香の
   もの哀しいワルツ、疲れのはての眩惑
   ・・・・

前回やったようなお馬鹿なことはしない!
「夕暮れの諧調
   時至って、この花々が辺り一面
   その高貴なる匂やかな香り撒き散らす、
   そは香炉の様に、また散布車(まきくるま)の様に、はた、散錠や
   暮れ方、きっとそは音と香りと二つ交じり合う俎上なりや
   愁いを帯びた音調、ワルツ、究極の惑い、きっとそは
   ・・・・
といったお馬鹿もしない。盗作か倒錯か知らないが・・・  

・・・
ここ2・3日風邪で寝てました。
熱もあって咳淡鼻水は大分のものでした。
魘されます。

やたらと蜜柑が食べたい。
こんな時は果物がつくづく有り難いです・・・
予定してたのが全部キャンセになって、今、武満氏を相変わらず聞いてます。
誰か風邪錠剤のCMをノヴェンバーステップでやってくんないかな・・・
という程環境に似合ってます。
皆さんも風邪の回復に是非武満氏の音楽を。
そういえば3時頃、古内東子さんのラジオ番組やってた。
三浦何とか、っていう人の曲がかかってました。いい曲ですね。
寝込んだ時位でないとラジオまともに聞けない生活。

テレビもほぼまともに見た。久々。
夕方テレ朝の元教師の退職後の生活。
教え子が訪ねて来たり、木工したり、釣りしたり。
皆玄人はだしの腕前!
漁村が羨ましかった。
途中で狙撃事件に回す。そこも早々に。

退屈なので、2局会話をする。
会話の区切りで他の局に回す。また回す。
コラージュ。
以前、YouTubeで同じ様な凄いのを見た。
と思ったら三谷幸喜さんの人形劇のCMが入る。
これは凄いと思う。
TV・映画・ミュージカル・勿論人形劇。すべてを越えてる。
前口上通りと思う。
安堵して2Fへ。

白鳳を見る。柔道の乱取りみたい!強い。
あの体勢から下手投げを打たれるのは屈辱では。
相手が左に突破口を探そうと探った後だったのでは。
完全に封じられていて、動きに隙が出た瞬間一気という感じだった。

困ったことにワンちゃんの餌を忘却の彼方に流してる。
「~招き猫1ダース・招き犬1ダース・招きバージニア・ウルフ1ダース」って訳分んない言い訳
しながら食事をあげました。

いろんなとこに詩を書きました。とっ散らかしてます。
そのうち手を加えるべき類でしかありませんが・・・

また寝ます。
適当に起きて、課題のカトリックのテープ起しをやります(朝までにup出来るかな?)
魘されそうです。
睡魔も襲ってるし・・・・

・・・
From Holy Bible
He has come from above and is greater than anyone else. I am of
the earth, and my understanding is limited to the things of earth, but
he has come from heaven. He tells what he has seen and heard, but
now few believe what he tells them! Those who believe him discover
that God is true. For he is sent by God. He speaks God's words, for
God's Spirit is upon him without measure or limit.

文語訳聖書
 上より来るものは凡ての物の上にあり、地より出づるものは地の者にして、
その語ることも地の事なり。天より来るものは凡ての物の上にあり。彼その
見しところ聞きしところを証したまふに、誰もその証を受けず。その証を受くる
者は、印して神を真なりとす。





東京の風景、望郷

2010-03-20 09:28:12 | Weblog













何年前に撮ったかも忘れた写真。
正確に記憶を辿る。
そこに何も浮かんで来ない。
ごくありふれた都会の風景。
既に時代から取り残された廃材の様な感受性が横たわる。

何をどう組み合わせても答えなどない。
漠然とした不安感が頭を過る。
ひょっとして今日は?やはり絶望バーゲンの日。
部屋置きのカレンダーにはそうあった筈だ。
スケルトンが其処にある。ぺプシも脇にある。
金具入れの幸せ。

トゲの様に刺さった死への恐怖。
それ以上に塗り込められたかの様な絶望感に襲われる。

どこをどう辿って階段を昇って来たのかはつい忘れる。
葉巻を取り出しそっと手を添えて点ける。
どうせ何時もの様に淡々と一段ずつ上がって来たのだろう。
シーグラムの文字を気にしながら、暫し作戦を考え倦む。
何の脈絡も無くなけなしのお金を叩いてゴム製の枕を買う。

また煙に巻かれる運命なのか?
贖われたのは何の罪だったのか?

最上階にはせめて何らかのほんの些細な希望がある筈だ。
エスカレータには隅に乗る。
端正を心掛けているというのがその理由だが、それは別にある。
最上階一つ下の階。
眠そうな顔の係員がそっと欠伸をする。
それから伸びをしてゆっくりと巡廻に向かう。

ここから手を離して風船を飛ばそうか。
するとそいつはまるで衝立の様な所作で空高く舞い上がるだろうか?
沈黙の後、カラカラと後悔する。
「枕を放ったら眠れないじゃないか?」
脇を小さな少女が通り抜ける。
印刷所の塀の匂いを一瞬させスキップしながら去って行く。

考え込んだもののもう思考は出尽くした。
「このまま帰ろうか?」
「いや、待て。」 最後の葉巻を取り出す。
ひとつこいつで実験と時化こもう。
暫し項垂れてみたものの「独り善がりは世の常」と潔く引っ込める。

さっきからそう言えば壁が少しずつ溶け出している。
何故、今迄気付かなかったのだろう?アリすら這っているというのに!
「風化」と云う言葉は聞いた事があるが、こんな風に目に見える形で進行するとは?
「病状は何で?」
察を呼ぼうか?
と、入り合いの町に春が来るように決壊の規模が縮小していく。
心臓の収縮。とそのポンプ。
カラクリは何時も真っ赤だ。

結局、地下鉄に乗った。
それは何時もの様に程々に混んでいて、サラリーマンが足組をして新聞を読んでいた。
それを目で追うともなく追っていると
失った過去が薄く透けて見えて来た。
もう根岸まで来ていた。
多分、その先は・・・・

ドアが開いて他の駅と何ら変わりなく人が出入りする。
発車のベルが鳴る。
葉巻を線路脇に捨てた。
その放物線がとても平凡に見えたので、帰宅を伸ばそうと思った。
少女が乗って来た。
・・・・ ・・・・ ・・・・
写真とは関係有りません、勿論。
ただ、外は北風の強い飯田の3月土曜の朝に、私の部屋を活写してるだけかも・・・
意識の流れといえば聞こえはいいかも知れませんが・・・
ここで、丸の内線池袋駅を思うのは困難が伴いました。
サンシャイン秋の階段駆け登りマラソンは、今もありますか?
・・・
何時もの様に聖書から

From Holy Bible
John replied, " God in heaven appoints each person's work. You yourselves know
how plainly I told you that I am not the Messiah. I am here to prepare the way for
him - that is all. The bride will go where the bridegroom is. A bridegroom's friend
rejoices with him. I am the bridegroom's friend, and I am filled with joy at his success.
He must become greater and greater, and I must become less and less.
文語訳聖書
 ヨハネ答へて言ふ「人は天より与へられずば、何をも受くること能はず。「我はキリスト
にあらず」唯「その前に遣されたる者なり。新婦をもつ者は新郎なり、新郎の友は、立ち
て新郎の声を聞くと大に喜ぶ、この我が歓喜いま満ちたり、彼は盛になり、我は衰ふべし」