海の中の光を見つけた日
その下に別の世界もあるのかなと想った
海の中を知らない私にとって
その下の世界は本当に心を揺さぶられた
物語はどんどんと出てきた
私の中にある物語は
不思議な魚たちの群れが海の中を進む船を守りながらゆく姿
その船は
海の中を進むだけではなく
時に波の上を進み
時にトビウオたちを従えて空中に浮かんだりもするのです
それならば空は飛ばないの?
そうねえ
その時は渡る蝶や渡る鳥たちの手助けがいるかしら?
そんなことを考えながら
私の心は広がります。
映像はイメージとなりどんどんと広がる
ああ
本当はしばらくこもって作りたいんです。
でも
この出展がしばらく続いているのも
人様のご愛情から。
色んな所でご縁の皆さん待たれてます。
ありがたいです。
私が風のあとりえをなぜ作ろうとしたのか
場所は近所から探し始めました。
そして徐々に遠方に。
昔から福岡の友からこちらにと言われてました
福岡も色んなところ見に行きました。
でも
条件に合うところは見つかりませんでした。
場所とご縁があっても
時期があります。
時期とその土地の役割。
京都は私を産んで育ててくれました
暦一回り一段落。
家を売り完全移住じゃないですが
生まれ育った京都とは違う環境で作りたくなりました。
そう思いながらも決断つきにくかった私に
狭さの問題や雨漏りや壁の崩落等訪れました。
それが背中を押してくれたのだなあと
そして色んな人が本当に私のために動いてくださった。
このご恩は忘れられません。
あちこちの物件見に連れてくださったり
しんどい仕事の合間に私のために色々と動いてくださった。
申し訳ないくらい。
自分の改めるところにも気づいて。
不思議なご縁により
風のあとりえに行き着きました。
つくる、想像し創作していく場所でした。
裏山で遊んで育った
土の匂い、木々の匂い、山の匂いで育った私にとって
海の匂い、海の音は初めての経験でした。
初めて泊まった日
寝入りますと
地面から波の低周波がやってきました。
海からすぐそばじゃないのに
地面を伝ってやってくる音は
初めてのことでした。
子供の頃
一度だけ経験したことがあります。
叔父に連れられ京都北部の間人(たいざ)に行ったとき
泊まった民宿で寝てる時聞いた音でした。
怖かった。
海の地鳴りみたいな音でした。
潮の満ち引きとかで鳴るのかな?
不思議な音でした。
私はまた怖くなって
わあ❗
と、叫んでしまい
泊まってくれたこのみちゃんを驚かせました。
彼女は海の人
浜で育った人。
海に飛び込み泳いでた人。
2度目3度目で私は
その音に慣れてきました。
船に乗ったとき
子供のようにデッキでずーっと波を見つめてました。
荒れた海で波がザバーって船の窓に当たり
沈まないの?と、怖さで震えた日の事も。
よく知らないから船の前に座りしがみついてきゃあ〜❗こわ~い❗やめてぇ〜❗って涙出しながら叫んだあの日(私は怖いとき絶叫するんです。意外にも)
心は人魚姫が嵐の海の中王子様を助ける場面とか
そんなメルヘンでいっぱいにして
2時間半耐えました。(笑)
一人で周りだーれもいない中
前の部分にしがみついて。
雲が割れてお日さまがさしてきて
姫島が照らされたとき
ああ海には山のような土はないんだ
と、本当に本当に理解しました。
その代わり
晴れた日に波にきらめく星をたくさんたくさん見つけた日は
波をずーっと見ながら
物語を想像していました。
何にもない私なのですけど
それでも家主さんは親切で
現地の家主さんのお姉さんも
ほぼこのおばちゃんの方が
家主さんみたいにいつもいつも面倒見てくださるんですけど
抜けてばかりの私に
役所連れてくださったり
どれだけ良くしてもらってるかわかりません。
感謝しかないです。
本当に本当にありがたいです。
家主さんが名古屋のカノンのコンサート来てくださったり
本当にすごいことですね。
私は
恵まれてるなあと想いました
ただ恵まれてるだけじゃダメです
なんのためにそこに引っ張ってもらい
そこに風のあとりえ作ることになったのか
それはもう
物語を作るためなのだなあって想います
よくある定年後移住とかそんなではなく
私は必要なところに行き作る
そのための場所なのだなあと想いました。
まだ台所の下とかお掃除してないし
色々とするべきことたくさんたくさん。
一度には何にもできはしないですけど
つくる環境だけは一度に完成させます
そこに全資金集中して
作れるような環境だけは整えます。
まずはそれから。
他はその後自分でコツコツしていきたいです。
風のあとりえを公開するにあたっては
まずは裏の工房を整備して作れる創作環境整えてからです。
自分の物など少なくて
洋服も所有品も少ない私は
どこに行くのも身軽です。
元々あったタンス1つ置いてもらい
ここにほぼ入るなあと。(笑)
洋服より木が多い(笑)
機械類と木の引っ越しは助成金もなく
そちらを何とか必死に終えないと落ち着きません。
まずはそこに全部集中。
後はコツコツ自分で作ったりDIYですねえ。
壁紙とかも自分で好きなの貼りますし
自分で好きにコツコツリノベーションすりゃあいいんです。
私は作りたいんです
表現したいんです
それだけです
海の中の物語を
船に乗りながらいつもいつも想像してます
憧れてた人魚のお姫様の物語とか
いろんなものが作れるかもしれません。
ありきたりな人魚のお姫様の物語とかじゃなくて
そのメルヘンが
芸術的に昇華するくらいなの作りたいんです。
昔なんば高島屋の部長さんが
駆け出しの私の作品展示してくださったとき
ウォールナッツを使って
絵と混ぜて
ストリートオルガンを弾く顔のないおじさんが
人魚のお姫様の物語を音楽を奏でながら話すというモチーフのおるごーるを
DMの作品にして
前にドーンって置いたことある。
誰かが購入されたけどどなただったか。
大阪か奈良に行った記憶がありまして。
背景の一部
木の中から割れて海の中の物語が見えてるみたいにしたのですが
その部分は絵を描きました。
私の表現する海は何故か
山の木々との融合世界みたいなのになります
海の中はわかんないなあ。
水族館行ってこよう。(笑)
みそらママは
私が作品つくるのに大切だからと
何年も何年も
バルーンフェスタとか
ひまわり畑や一面のコスモス
岬から見える三方が海の世界とか
私の知らなかった世界をずっとずっと見せてくれました。
ラクウショウの森や幻想的な世界も
私は彼女が見せてくれて体験させてくれた物が
確実に作品の中に醸成されていくのを感じました
子供のように吸収し
初めてみた世界を感動し感激し
その素晴らしさに泣きそうになり
それらは私の作品の中に
じわじわと醸成されていきました。
他にも
福岡の友のEさんも
英彦山でのコンサート。
志賀島
見たことない世界見せてくださった。
今度は別の海の世界を自分で体験しよう。
日本海は
父の田舎から福井まで行き
東尋坊近くの海で夏休みに箱メガネで覗いたり泳いだりしました。
田舎のおじちゃん連れてくれたあの海や能登半島ぐるっと回った海は
日本海の波の凄さと
美しさをいつも感じました
今度は瀬戸内海や周防灘。
さて
物語つくろう
私の作る新たな物語
今朝は風が鳴ってる
ひょうひょうと鳴ってる。
気圧が不安定。
創作の新しい船出は近いです。