いつも
顔を合わせると
喧嘩になる
イライラする
そう彼女は想っていた
「一体誰が年に一度会わなきゃならないって決めたのかしら?向こうは楽しく勝手にされてると言うのにね」
織物の納期が迫っていた。
織姫はプロの織り手なのでそれほど毎日の仕事に責任があるのだ
牽牛はそれに引き換え
結構のんびり暮らしていて
あちこちの女のコと会話を楽しんだりして結構楽しく過ごしているのだ。
織姫はため息をつきながら
「今夜はキャンセルできないのかしらねえ?カササギたちも人員不足で困ってるようだし。」
何より織姫は
納める先で素敵な人を見つけてときめいている。
牽牛は親が決めた相手でしたから
最初は楽しく暮らせるかと思いきや
相性は良くなくてそのうち激しい喧嘩や無視が始まり
天帝はどうすることもできず二人を別居させたのである。
もう事実上別れてるようなものだわ
と、織姫は想う
天帝がはい、おしまい、と、言ってさえくれたら
もうそれで決まるのだ。
まるで年中行事のように七夕を楽しみにされている人たちがおられるので
まあ一年に一度のショーみたいなものね。
と、彼女は遠くを見つめた。
って
こんな物語作ったらお叱り頂きそう❢(笑)
ロマンチックな夢をご覧になってると言うのに。
なんというひねくれた物語だろう?(笑)
七夕だと言うのに
雷鳴って豪雨続きますと
こんな顛末になってんじゃないの〜?
と、ついつい笑って考えちゃいます。
悪いゆのんだ!
いけないゆのんだ!
ちょっと純粋に思わなきゃね。
酷い雨の音を聞いていると
こんなひねくれた物語が顔を出しちゃいました。
しかし織姫がプロのパリバリの織り手って
ちょっと笑えた。
意識の違う二人が結婚したらこ〜なるのよね。と、一人で笑っていました。
ああ。
星空見たいなあ。
旧暦ですから本当は8月ですけどね。
星が見えたらいいな